964カレラ2(1992年製)の飼育記録   






                   







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隣に新型911やフェラーリが来ても怖くない。ワインで言うと24年間熟成した1992年モノのビンテージだが、私の心の中では未だに新車であり、お金には換えがたい赤い宝石なんだ。今後どんなに素晴らしい新型スポーツカーが出たとしても、コレは手放せない。我ながらほれぼれする輝きと美しさで、未だに続くゾッコンの愛着を考えると一生モノだろう。30歳代の普通のサラリーマン時代に無理して買って良かったなあ。今後何歳までこのカレラ2を所有出来るか私の健康状態を含めての根比べの勝負だが、あと10年も乗れれば、息子に引き継げるかも、ということはそれまで長生きせねば、、、

2013.12.21 墓参りにで



2012.01.19  洗車せず382日保管を、イエローハット若林店で、洗車&格安コーティング 








     
2012.01.05 ホイールを念願の赤にする。  長男も喜んだ!(ウソ)
       








            



1995年頃だったと思うが18インチは車検に通らないとの理由でミツワで断られ、OZレーシングのMSWホイル+エクスペディアS01(ポルシェ指定N1タイヤ)を個人輸入で交換 当時18インチは非常に希で、RUFでさえ17インチが60万円!さらに18インチタイヤは国内では買えず、時代の最先端だったと言える。その後アルピナが19インチやハマーが20インチを出したりで、時代は大径に変化していった。




1992 PORSCHE 911 carrera2
ポルシェ社は1990年代初頭までにFRの924,944,928,968で連続して失敗して、当時はトヨタに買収される噂が流れるほどの経営難だったのが、四駆のSUVカイエン発売でV字回復して経営難を脱出したのはよく知られている。そして現在は売り上げの70%をカイエンが占めると共にユーザー・セグメントもティプトロと、このカイエンの出現で大きく変化してしまい、単なるリッチなセレブ御用達車になってしまった。新型のオーナーがリッチなのは素直に認めるし、2千万円払ってスポーツカー気取りで高級SUVを乗り回すのはご自由だが、今のポルシェ社もそのことに迎合して高級&高性能に加えて乗りやすくて快適で、さらに数百万円もする『超高額なオプション類』を巧みに売り込み、多くのセレブがソレを鵜呑みにして素直に買うのは見ていて呆れてしまう。つまり今のセレブはハリー・ウインソトン、ルブタン、ローレックス、シャネル、エルメスそしてクルマはポルシェだ!カイエンユーザーと話しても、ポルシェの歴史やメカについては全くの無知で呆れてしまうことが多い。空冷マニュアルのポルシェ・オーナーとセレブカー・ファンの彼らを一緒にして欲しくない。さらに私の究極の願望は、ナローポルシェだ!そんなに早くなくて良いし、癖があり神経質に運転するのが楽しいし、小さくて軽くてダイレクトは結局ナローだなあ。でも異常人気の73RSは私は要らない。その昔、芸能人の長谷直美さんが930ワイドからナローに乗り換えたのを見ているし、、以前ローカル番組のトークショーでご一緒した夏樹陽子さんも歴代マニュアルポルシェがお好きだそうで、TVで見たがジュディ・オングさんは今でも赤の993を大切に乗っている。その他の芸能人は財力に物言わせてポンポン取り替えるからみんな嫌い。特に所ジョージと岩城滉一は見たくも無い。そいつらに取り巻くディーラーやSHOPも代金踏み倒されながらも宣伝だからとペコペコ取り憑いていてさらに嫌い。それでいて普段は尊大で「オレは所ジョージを知っているんだ!」だから何なの?

中学生の頃からナローに憧れていたが、スポーツカーは絶対にマニュアル車!という頑固な観念の私には、1990年のティプトロ964の登場を見て、乗り易くなった車両と共に、ユーザーセグメントも六本木のクラブのママさんが加わり、ヒトとクルマの両方とも軟派になったなあと思っていた。やはりスポーツカーはシャカシャカとシフトして回転を合わせてヒール&トウで乗らないとつまらないと思っていた。そして社会人になって13年目の92年にミツワのセールスから今後911は水冷・スラントノーズ・V6になると聞いて、びっくりして新車を予約してしまい、念願のポルシェのオーナーに突然なってしまった。さらにカレラ2だから ca2.jpというドメインまで取ってしまった。それと、どうでも良いことだが、911のミニカーは集めているが、自動車関係の雑誌は殆んど買わないし読まない。さらにBS朝日のカーグラTVは(以前は知人が撮影していたので見ていたが)言っている意味が半分近く理解できないので、見ていない。 そしポルシェの売り上げの70%を占めるというカイエンの登場で、さらにユーザーセグメントはセレブリティ化が顕著だ。TVで梅宮アンナさんの言葉【カイエンは山の手のセレブカーか、お受験幼稚園送迎車だからありふれている】を聞いて、なるほど!と思った。

この964を新車から約24年間、動態保存し生活の足として愛用している。とにかく車体が小さく子供を後席に乗せられるので、使い勝手はすこぶる良い。言ってみれば1992年モノのビンテージワインを丁寧に熟成している感じかも? とにかく23年経った今でもパット見で、誰もが『アッ!ポルシェだ!』と認知してくれる。そして、最新型の911が道路で隣に並んでも、年式が古いことが何ら陳腐には思わないので、なんの引け目も感じない。というより、20年以上も育み可愛がることが、隣の新型911のオーナーには出来るのかな?とも思ってしまい、心の中では『な〜んだ、買ったばっかりジャン!』と思ってしまう。見方を変えると、新車を買えたり&取り替えたり、 または程度の良い中古車を選べたラッキーな人と、末永く丁寧に乗ってくれる人に選ばれた車の、どちらが幸せなのだろうか?

私が思うに、70年までの米国マッスルカー、シトロエンDS、昔の英国ミニ、初代RRビートル、この空冷ポルシェあたりが、時代に逆らって生き残る趣味の自動車の市民権を持ったのかもしれない、、(というよりユーザーサイドで認知されたというか)




写真 ミニチュア 博物館 合金制動  整備  音響 

911モデルの変遷を40年以上ず〜っと見て来て、だんだん憧れは遠のいて来ている。というか、古いマニアには4ドアをポルシェが出すこと自体信じられないし、新型991は、だんだんタダの高性能&高価なクルマになって行く気がしてならない。というか、ポルシェ自身がRRとFALT6の呪縛に囚われているのだろう。何度か歴代の新型に乗り換えようかとディーラーにも足を運んだが、取り替えるほどの魅力は無く、さらに高性能だが少しずつ大きく・重くなって、安定化の方向に行くのに付いて行けず、さらにダウンサイジングの991も含めて、964の方が私には楽しいと感じ、特に今度の991は、だんだんと私が嫌いなパナメーラにも似て来ているぞ!(911はナマズで、カイエンはヒキガエル)とにかく新型はストイックさの無い、単なる高価&高性能な高級車として、BMWのM3,M5やAMGとたいした差が無くなって来た感じで、CLKやSLKあたりのほうがRRなどの制約もなく気楽で良いかも。逆に最近はケーターハムやロータス辺りの方が、昔のポルシェ・マインドというか私の嗜好に合っているのかもしれない。私の好みは車高が低くて軽くて小さくて、車内が狭くて、人や荷物が積めないとか、うるさいとか、運転にクセがあり神経を使うとか、乗り心地が悪いとか、何かを我慢してでもスポーツとして操るのが楽しいのがスポーツカーだと私は思う。車重が1トンを切り、そこそこのパワーのFRで、どこかに少し不安定さを残しているような感じのクルマでも良いのかも。どうでもいい話だが、そういえば若い頃乗ったサニートラックがとても軽快で運転がとても楽しかったのを思い出した。

この964は特徴的なカエルの目玉のようなライトの最後のモデルで、小さく軽くて、私には充分に速くて、適度な緊張感を伴う運転感覚がたまらなく楽しく、歴史ある曲者の最後のモデルで、シリーズは約5万台が作られたが、日本ではバブルが弾けて消費が急速冷却のさなかであり、ポルシェもFRでコケて一番景気が悪かった頃のモデルで、ベンツにE500,アウディにS4などの組立をやらせて貰ったり、トヨタがポルシェを買収との噂もあった頃だが、その後カイエンの発売で経営はV字回復した。そして商業的な旨味を知ってしまったポルシェ社の911は、その後のコストダウンを伴う高性能化と高額なオプション類で大成功した。でも新型よりも、この964がどこか手作り感覚というか、空冷エンジン、固定タペットなどの古風なメカにこだわるところが私は好きであり、今でもその輝きは全く失せず【最良のポルシェは私のポルシェ】で完全に時代の流れに取り残されてしまった。別に964の中古を最近安く買ったオーナーをバカにしてはいないが、ワンオーナーはもうかなり少ないだろうし、新オーナーもいつまでその964愛用するのか疑問だなあ。それと当然ながら、私に昔からのポルシェ仲間も、もう誰もいない。

964モデルは
1.車重1,350kgで全巾1.66mとコンパクトで、がっちり感はサスガで今でもキシミは皆無。                   
2.その後のコストダウンを伴う高性能化で新型がツインクラッチで乗りやすくて速くても、さらに今度の991が400馬力だろうと、    
私の964のノンターボ250馬力は私には充分にワクワクするし速い。だいたい電動パワステなんて嫌いだし。          
3.ゆっくり走っても何故か楽しい。これはエンジ・ノイズ自体が楽しいからかもしれないが、ブロック塀だと速度を落としてわざわざ窓を開けて
サウンドを楽しんだりもする。(997では無いだろう!)                                   
4.低速トルクも充分にあり、スタートのクラッチさえ気を遣えば意外と乗りやすく、都内は2速ホールドで走るとバイクみたいに       
ダイレクトで気持ちが良い。                                                 
5.コーナー出口でハンドルが真っ直ぐになるまでアクセルをあまり踏まないよう我慢すれば(プッシュ・アンダーを出さない)        
コーナーをグイグイ回頭するダイレクトなハンドリングは爽快。                                 
6.軽い前輪荷重から雨の日の高速は、120km/hで轍の水たまりでハイドロプレーンを起こすので、基本的に雨の日は乗らないし、    
雨が降り出すと、出先で屋内パーキングに入れて翌日取りに行くこともあった。(でも、今では雪でも乗ってます)          
7.なお92年型まではフロンエアコン、リアキャリパーがシングル、92年型からミラーが砲弾型でABSと助手席エアバッグが標準装備。  
8.エアコンは定期的に修理が必要。それと電気系はなにかと弱いし、バッテリーも直ぐ上がる(0.04A消費)ので、           
常時フローティングチャージしている。 
                                           

今のポルシェは
1.静かで高性能だが、軽量コンパクトから大きく、重くなると同時にコストダウンも両立させており、数百万円を超える豊富なオプションなど【セレブ相手の商売上手】がプンプン臭ってしまう。
特に2013年9月18日に918台売り出す予定だった遅れている918スパイダーは、予約者限定の991まで売りつけて、総額1億円だ。                    
2.ベーシックモデルは安定化を極めて走りに適度な緊張感が薄れて快適すぎるし、逆に高価なGT2,3などは危険度をスポーツ性と勘違いしている。最新のポルシェが最良とは限らない。   
3.カイエンをスポーツカーだと思って乗っている人もいるようで、大きな勘違いだ。もうポルシェ社は、カイエンで味をしめてから生粋のスポーツカーメーカーでは無くなってしまった。    
   つまり商業的にやむを得ないが、高性能な高級車=セレブリティ・カーメーカーに成り下がったなあ。マカンも然り セレブ女性に人気のカイエンは『山の手のセレブカー』としても大人気だし!
 遙か昔のバブルの頃の話だが、BMWの3シリーが『六本木のカローラ』と呼ばれたが、カイエンはまさに『私立幼稚園送迎車』だ! こうなると、乗っている人まで苦手な人種に見えてくる。
今のポルシェは、にわかファンによって支えられているんだろうな。                                                       
1990年、964のティプトロ(オートマ)が出て『六本木のマダムカーになった!』と911マニュアル車オーナーがバカにしたり、三ツ和のセールスも客層の変化に嘆いていたなあ。 
4.ツインクラッチが主流になりつつあり、メーカーがマニュアル車より良いと断言するのも信じられないが、今度の991マニュアル車でもシフト連動の自動ブリッピングが付いて       
『シフトダウンしたら、ヒールで回転を合わせる=ヒール&トウ』が過去の遺物になったのがとても感慨が深い。バイクでは未だマニュアルが主流なのに、、                

               
                    

私の964は、そろそろ同じ修理箇所がまた駄目になる、故障の2巡目にさしかかったようだが、全く飽きないし、めげない。これからも惜しみなく手入れを続けるゾ!

      大きい4ドアサルーンに流行のハイブリッド  ふ〜ん そうですか! 勝手にやって下さい。

ユーザー車検を始め、おっかなびっくりでケチケチ進めており、部品調達は自ら激安海外旅行パックを利用して直接取りに行き、通関料まで節約しながら進めていますが、私の心の中では未だに新車であり、お金には換えがたい赤い宝石なんだ。

雑な更新履歴

2015.12.07  ガレージ照明            

2015.11.07  メーター3個修理          

2015.10.10 ワックスを昔の固形に戻す       
       
2014.05.20 ユーザー車検を通す(詳細なし)約7万円

2014.01.16 軽くオカマされる           

2013.07.29 丸5年でナビとオーディオが逝く 6万円

2013.07.18  6年ぶりのバッテリー交換   7千円  

2013.06.29 出張コーティング 破格の1.5万円  

201303.22  今年2回目の洗車           

2013.02.19 みぞれの中を走る           

2012.12.21 2年ぶりのオイル交換         

2012.05 11 一発でユーザー車検に通る       

2012.01 19 一年間洗車ナシで放置しコーティングをイエローハットの初売りで 1.1万円

2012.01 01  真っ赤なポルシェには、真っ赤なホイールが、(3度目の交換) 25万円

2011.10.15 成人式前の健康診断 3.5万円        

2011.09.20 駄目リレーでJAFを呼ぶ 4万円       

2011.01.03 イエローハットの初売りで1万円のコーティングに出す 1万円

2009.08.06  2007年11月に挫折した2度目のホイール交換を再トライ  16万円 2012.01.06 売却

2009.08.01 初めてのJAFから2年 充電器を交換する 2万円

2009.01.16 エンジンブロワーモーター発煙   4万円    

2008.09.25 10年前から覚悟していたエアコン  40万円 祝! 2年連続維持費百万円突破

2008.07 20 オーディオ大更新   25万円          

2008.06.25 エンジンからガラガラ、ガッキィ〜ン   30万円   

2007.08.15 初めてのJAF 2万円                

2007.05.25 磨きに出す    6万円              

2007.05.22 エンスー念願のカーポート  80万円      

2007.05.22 タペット・カチカチ  12万円           

2005.10.08 ヘタレ・サスペンション  22万円        

    2005.09.13 タイヤ交換 15万円  2012.01.06 売却   

2005.09.02 エアコンの鈴虫  10万円            

2004.05.07 車検が近づく  8万円           

2003.11.05 マフラー戻し  2万円       

2003.03.18 1,100kmツーリング         

2003.01.09 腐ったガソリン 10万円      

2003年のHP開設前に、ラック&ピニオン交換  エアコン・スローパンクチャー (詳細なし)


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