エンジンからガラガラ、ガッキィ〜ン
2008.06.25
近場に家族と出かけたら最初は隣の車か?周辺の騒音かと思ったが、アクセルのオンオフで何かカラカラという音が時々エンジンから聞こえる。音はFR車でエキパイがボディと競ってるようなカリカリ音。ボックスレンチをエンジンに落っことしてそれが音を出しているのか?自走は危険と判断し、エアコンガスチャージをして貰った近くの修理工場へ持ち込むが、当然原因不明。音はエンジンの奥=ミッション辺りから聞こえ、何となくデカクなりつつある。エンジンを止めた瞬間もガッキィ〜ンといやな響き。エンジンマウントのボルトが折れて当たっているかのよう。そこで日の出Mへ電話すると@ファンが競っているAオルタネーターの軸のガタもありうるが、最悪だとBフライホイールのダンパーが逝ったのではないか? 964はツインマス・フライホイールでゴムダンパーが入っているとのこと。
ヒェ〜 音デカイですねェ よく自走で来られましたね!と村上さん
自走可能と聞いて、恐る恐る自走で厚木の【964専門店?】日の出モータースまで何とかたどり着く。カリカリ音はさらにデカクなってきた。 走行中の不安は、今までのシャープに吹き上がるエンジンを急に愛おしくさせ、心は、大きな出費を充分に覚悟した(観念した)【いくら掛かっても直したい!】今回は死刑宣告では無いし、必ず直してくれる医師(SHOP)があるし【金で済むこと】と割り切り、診断前に覚悟を決めた。 結局、ダンパー交換(たぶんボロボロだろう) 初めてのエンジン脱着だ!脱着10万、パーツ15万、オイルその他で約30万クラス。7月2日開始予定 画像はUPします。
いざ、大手術(初めてのエンジン脱着だ)
マウスを画像に合わせるとロールオーバーします。
問題の、ダンパーがバラバラになった、ツインマス・フライホイールを取り外す 作業はいつもの古田さん
左がボロボロダンパー(パーツ代15万円)、右がザラザラ・クラッチ(パーツ代2.5万円)
*クラッチも表面がとても荒れていたので交換
バッチリ新品!
改良型フライホイールはダンパーがゴムからバネになった。もともと92年型はバネタイプの筈が、なぜか私のは旧タイプのゴムタイプ
そう言えば、パルスセンサーも右に見えるなあ。
左右の丸は、空冷なのでヒーター用にエキパイの熱を頂く、ヒートエクスチェンジ
フラット6の心臓部。この手前にクラッチとミッションが付く。もちろんRRだから手前が前方になる。
G50エンジン部 ん〜ん たくましいなあ。細かい部品はまだ輝きを放っている!
同時にエンジンルーム上部のスポンジを交換。あとは積み込み
完成だ!
デスビやったし、エアコンはエキパン替えて、何とかガス追加で効いてるし、ブロワーも替えて、ダンパーも替えたし、今回、フライホイールとクラッチも新品になったので、あるとしたら相当先にコンロッド、ピストンぐらいか?ヒト通りトラブルが出尽くした感じで、乗っていても気持ちが良い。ラーメンの全部乗せではないが、悪いとこ全部直して気分爽快。あと5年や10年は乗れるなあ。その前に私がへたりそう。
あれだけの大作業にしては、実質工賃7万円は安いと思う。31万円はもちろん大金だが、金に代えられないものもある。最近値上がりの激しいROLEXだったら、一つ買えるかどうかの金額。なんとかカーチャンに頭を下げなくても資金繰りが出来たので安堵。(カード会社の使用承認が降りただけ!?)【生きていることの有り難さ】は病気になって、初めて判るもの。【快調なエンジンの有り難さ】も同じですかね。これからも多少の苦労はあるものの【生きていることの有り難さ】をかみ締めつつ【好きなこと】をしていきます!
思えば、バブリーな頃のポルシェ964仲間は全て消えてしまった。波乱の人生を歩まれた方や、ベンツ・BMに行かれた方など多様だが、取り残された私は、一人コツコツ964を可愛がって余生を楽しむのです。でも先月の贅沢ハワイ旅行やBDプレーヤーに各種税金を払い、この車のカーナビやステレオも一式買い替えたので2008年の5〜7月の出費は200万円を超えてしまい、後半は貝のようにじっとしているしかないなあ。