YAMAHA SRXにゾッコン!          

   @ Stage1(3VN&3SX)               

   A Stage2 パーツ準備と加工          

   B Stage3 (最終型購入&ワンオフ加工)

   C Stage4 660cc化 他完成!         

 


SRXについて(15年以上前のモデル)
SRX400(3VN)
SRX600(3SX)
最終型SRX400の3台を乗り継いだ。

SRXとはロングセラー単気筒であるSR(左写真)から派生したスリム・スポーティーで、一時はSRの後継と目されたが意外と短命に終わってしまったSRのスポーティー・モデルである。しかしオフ車を超える跨った瞬間から感じる独自のスリム・フィット感は、たくさんのニューモデルが出る中で、他のバイクでは味わえない魅力があり、単気筒にはサウンド・鼓動感などに魅力たっぷり。

GKダイナミクス http://www.gk-design.co.jp/dynamics/index.htmlのデザインも秀逸ながら、80年代後半のバブル期前後に生まれたこのバイクには作り手の思い入れがやりたい放題で感じられ、アルミなどの素材を上手に用いた作りの良さと独特のスリム感は、時代に流されないスポーティーさと新鮮さを今でも保っており、これは本物であり、じっくりはぐくむ、等身大で愛用するに足る魅力を持ち続けていると思います。だいたいこのころのバイクはおもしろいモノが多い。


単気筒について
YAMAHA車だけですが、ナナハンの登場以来、常に大排気量を乗り継いで来ましたが、単気筒に対する憧れが心のどこかにあり、超古バイクですがBSAのゴールドスターのバリバリ感、グッチのファルコーネのトントン感、メグロZ7のサッサッサッと廻る感じこそが単気筒というイメージで、心の中に焼き付いているのかも知れません。でもSRよりSRXはフライホイールマス(質量)が少ないようでドコドコ感よりもややスムーズさをねらっているようではあります。

数年前の話ですがSZR660(イタリア逆車)に、もてぎサーキットで試乗する機会があり、ほとばしる強烈なトルクのパワフル単気筒という印象よりも、そのスムーズな吹き上がりに(バランサーが付いているかと疑った程で)かえって拍子抜けした記憶がありましたが、スムーズさが高性能への条件だとすると、程々で止めないとかえって感性に訴える要素が減る気もします。ただ、パフォーマンス面では二気筒、四気筒が欲しくなるのも正直な気持ちではありますが、かなりトンガッたYZF−R1を堪能した直後なので、しばらくこの感性のカテゴリーに力を入れてみようと考えています。


モディファイについて
SRXのデビュー当時はTX750やGX750などでライディングに頑張っていた頃で、当然XT500やSR500も発売当時に試乗し、SRXは一目惚れというよりも、その姿を長年横目で見つつ、いずれは乗ってみようと思っていましたが、セルが付いたんだァ!リアがモノサスに変わったんだァ!と思っている間になんと絶版車。発売当初から見ている先入観からオリジナルのイメージが頭のどこかに染みこんでおり、SRXにはかなり完成された精悍さをノーマルでも持っているイメージが強く、いざ手にすると倒立フォークやWディスク化やタンク、フェンダーの形状を変えるなどでオリジナルのイメージを崩すようなモディファイに心のどこかで抵抗があり、私の目指すのはSZRのようにSRXをレーサー化するのではなく、ノーマルの無理して押さえている部分をやや解き放ち、あくまでストリートでトルクフルでスポーティーにドコドコ感を残しつつ塗装・装備・ネジ類などの仕上げを今風に自分の感覚的に合うようにしゃっきり(リファイン)させたいだけなのかも知れません。SRのスポーティー化がSRXで、更に進化させたのがSZRというスポーツ・ヒエラルキーには何故かしっくり来ないイメージがあります。

   *SRXとはスリムで、ほどほどに豪快でスポーティー