コストパフォーマンス抜群で最強のウナギ


昭和40年代に、母の実家の静岡県周智郡の太田川の上流へ、深夜に『よぼり』と称して、熟練の叔父さんの後からカンデラの明かりを頼りに水中の石をゆっくりとひっくり返して、その石の下で寝ている天然ウナギを捕りに行った。モリで突かれるとウナギは噛むのを知ったが、魚籠に沢山入れて帰り、仮眠して翌朝にはどんぶりに山盛りのウナギを10匹以上食べたら、まぶたが腫れてブクブクになった。多分ビタミンAの取り過ぎだったのだろう。亡き母は当然ウナギ好きで子供の頃からのご馳走だった。

そして、2010年6月に目黒不動前の羅漢会館で母の葬儀の後、桐ヶ谷葬場で火葬後の帰り道で偶然見つけた、八目鰻西村 不謹慎だが、妹が母の遺骨を膝に乗せていながら、同乗者全員があっ!ウナギだ!≠ニ騒然となった。亡き母が好物を教えてくれたと解釈して、以後、数十回はテイクを繰り返している。中国産のように皮がブカブカでないし、身に脂身の層が無く、なおかつタレの拘りもないようで、三島や過去のマイベスト店を遙かにしのぐ

肝焼きもデカい



写真は現在の大串2,200円   コストパフォーマンス抜群 この値段では120点

最近、価格高騰からか?中串は無くなった。 その後小串が無くなった。


追記
2015.12

重箱を、このためにAMAZONで手配し、テイクして食べた。ご飯が見えないほど立派なウナギは、皮が肉まんの薄皮のように出しゃばらず、身は超柔らかくて、箸でご飯ごとさっと切れて、口の中で一気にご飯と混ざりウナギの旨味が一気に口の中に広がる!8歳の長男も大串重を完食!コレは穴子では真似できないだろう。来店してから調理を始める超高級店は私には不用。





2015.11.
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