カスタム ステージ2 (XL1200R化計画?)

中心である【エンジン】の見直し

購入当初は100馬力を目指して、各パーツを選んで進めてきたが、ローギアーをもっと低速側に振ったギア比にしてローでは軽くフロントが浮くぐらいの早さを実は目論んでいたが、パーツを組んで燃調も何度も取って、5回もダイノマシーンに載せてパワーチェックもしたが、80馬力の壁というか、80+からなかなか伸びない。一応の早さは得たモノのもう一息私の感性に訴える手応えというか、パワーフィーリングをもっと磨きたいなあ。どうも選択したパーツの限界というか、そもそも燃焼効率の根源的なところで何かロスがあるようだ。ドカやビュエルや1125Rが100馬力を超えるパワーを出しているが、XL1200ではトルク重視のツーリング向けエンジンの限界なのだろうか?なんでそこまでヤルの?と自問自答しながらカスタムパーツのボルトオンを繰り返すのにやや疲れてきたが、このステージ2ではパーツ交換やパーツの再選択の繰り返しではなく、各パーツを追い込もうと思う。とにかく2009年夏のテーマとして時間とコストの許す限り、エンジン泥沼化計画を行けるところまでやってみよう。

作業予定(一部依頼予定)

1.スポタのブローバイガスは昔から問題なようで、2003年ごろは純正オイルキャッチタンクが出ていたそうだが、07年式のほぼ密閉タイプではエンジンがダレてダイノ上でさえパワーは低下するそうだ→2009年5月下旬にブリーザーチューブのノズルをカムカバーに穴明け予定。
2009.05.27 取付け完了。 アイドリング時でもパイプ先端から結構エアーが脈を打って出ている、軽く第三京浜を流したが、なんか良い感じ。そういえば、4サイクルのオフロードレーサーでは、ブローバイガスが抜けすぎず/詰まりすぎないダイアフラムがあるそうだ。

 赤矢印がバイプ   クランクケースに開けるとなると、クランクを割らないと出来ないので、カムカバーに開けた。



2.1580ccソフテイル用を100%パンチアウトした現状のマフラーでは、ヌケが良すぎて低回転で燃調が取れない以前に、抜けすぎで2〜3、000回転でミスファイアーに近い状態。→BUBラインハートに2009年5月下旬交換予定 完了
3.上記2点完了後、NAPSでダイノマシーンに乗せ燃調を見て、自分でSEレースチューナーで燃調の微調整をする。(完了)                                                       
4.近県・近郊の著名なエンジンチューナーは口を揃えて11.3:1は圧縮比が高すぎるとの評価。高すぎることで抵抗となりパワーが出ない?→2009年6月上旬に現状分析と、                               
上記3、の結果をSHOPに持参し、ヘッド周りのモディファイまたは、ピストン形状変更などを相談し、必要に応じてインテークポートの研磨、燃焼室の改良と                                           
 (ノーマルECMの限界もある程度感じるので)自己学習作用のあるフルコンへの交換や大容量インジェクターなどの可能性を探る。

【マフラー】

上記2.に記載。累計7本目となるBUBラインハートを個人輸入して、最大出力にとりあえず挑戦。6月下旬予定(完了)

BUBはラインハートとタイアップして、レースにも出ているそうだ。品番R5-3026BB / 18010117
特徴的なアルミビレットのエンドキャップは過去にビッグツインで2度ほど採用し結構快調だったので、早速、本国に発注。日本では@69,300円が米国$425
もう自分で燃調はある程度セットできるので、完了したらNAPSにでも持参して体力測定をすれば事足りるし。

メーカーに直接問い合わせる
And Now I try and try to get most power on Dynomachine
1. Vance and Heinz straight slip on is highest power but is too loud (82hp on dyno)
2. The other pipes is quiet but not so higher than V&H (about 79hp on dyno)
3. The peacemakers pipes can not adjust for ECM

So I am looking for The Biggest power slip on pipes for my 07XL But the Tone quality where high pitched sound doesn't sound
If you give me a good answer, I will glad to order to my favorit US deaaler as below

2009.05.30
とりあえす交換した。」

  アルミ黒のエンドキャップはすこし精悍ではある。



で、どうだったか?

音はやはりデカいが、バンス管のようなかん高い響きは少ない。オートチョークが戻り、アイドリングではまあまあ我慢できるレベルで安心した。
1.とにかくアクセル開度20%以下がモタついてダメ。同じ回転でも更に開けると急に調子は良くなる。                         
2.大きく開けたときのパワー感は良く、気合いを入れてエンジンを回すと(アクセル開度60%以上)猛烈に加速する。(今までで一番フィーリングは良い )
3.ただし、2,000回転以下ではどうやっても回転がばらつく。                                          
やはりポン付けでは(速いが)全く乗りやすくない。また一から燃調の取り直しだ!

2009.06.06
NAPS東八のダイノマシーンでパワーチェック。

NAPS東八にETC取り付けでXL1200Lを預けていたが、合間を見てダイノマシーンでパワーチェックして貰ったら、88馬力出ている。これは過去最高だ。ノーマル車を55馬力とすると+33馬力(60%UP) ソフテイル用パンチアウトより+9馬力、バンス&ハインズストレートスリップオンより+6馬力、ピースメーカーズより+13馬力だ! ただしこのラインハート装着時は、ブローバイガスを逃がしていることもパーワーUPに貢献しているのかも?それと、3,000〜4,500回転ではあまりパワーの盛り上がりに欠け、4,000回転以上では燃調が濃いので、このあたりを再燃調すれば、乗りやすくなるのと、90馬力台も夢では無いかも。さあ、続きを自分で考えてヤルか、SHOPに丸ごとお願いするか?


【葛藤】
人気のSHOPにも電話で相談したが、スポタで100馬力を出すのはパーツ、技術とも何と体制がバッチリ揃っているとのこと。
(自社パーツは多いが高い)しかしながら、カット&トライで自分で答えを積み重ねるのがバイクのカスタムの面白いところであり、永年築いてきた楽しみ方なので、SHOPに丸ごとお任せ感覚でお願いするのは、どうしてもやりたくない。

ショップオリジナル・ヘット+オリジナルピストン 40万円
フルコン+セットUP 15万円
オリジナルステンレスマフラー  20万円
コイル、点火系他   10万円
工賃 約20万円?
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計 100万円オーバー

一般的にキャブ車ならコレに オリジナルFCRとインマニで+15万円 とチェーンに変更だとさらに+アルファ。そして、さらにブレーキ系、サスペンション系、と進めば当然費用はさらに膨れる。さて、あと10馬力稼ぐのに100万円の出費はいかがなモノか?
  それもSEパーツで可能な限りチューンした後にそれらを全て捨てて、ノーマル車からのチューンUPと同じ道程を進むのは、やはり躊躇してしまう。希望としては

1.燃調を完璧に取ってからヘッドの更なるハイフロー化と、スロットルボディの拡大による吸入抵抗の低減                                                 
2.最良のピストンの選択で圧縮比を下げる。 圧縮比が下がれば排圧も下がり音も結果的に静かになるし、、世の中の常識に反するが、このSHOP曰く、ハーレーのパワーに関しては高い圧縮比は必要ないらしい。
3.【他の選択肢】パーツをいつも手配してくれているイリノイ州のTNTハーレーのブラッド氏いわく、オレのスプリンガーは、ミルウォーキー州のビショップ・パフォーマンスで                
シリンダーヘッドに$800でスペシャルマジックを施してもらい後軸で105馬力出ているが、アンタのような高圧縮比のピストンは使っていないぜ! とのこと。                   


    このお店のダイノグラフからXLだと70〜85馬力、ビュエルで90〜100馬力だ!人気SHOPにお願いして100万円掛けるか、自分でもう少し考えてやるか?

2009.06.11
事前に電話で予約して人気SHOPに車両を持参して相談。まず、日本のガソリンのオクタン価が最近ではハイオクでも100以下(94〜96ぐらい)らしく、アメリカでは、数は少ないがガソリンスタンドにレギュラー、ハイオク、とオクタン価110のオールド・マッスルカー用のガソリンがあり、SEパーツはそのオクタン価110のガソリンに合わせている。しかしながら日本でアブガスやオクタン価110のガソリンはサーキットでないと買えないので、まずは圧縮比を落としてノッキングをせずに正常燃焼する状態にすることを勧められた。結局、工場が混んでいるので、こちらでヘッド、シリンダーをバラして、SHOPに月末に持ち込み加工をして貰うプランとしたが結局こちら側の都合で中止した。というか、実はSHOP代表者とプロトコルが全く噛み合わなかった。というよりも、最後まで大人しく拝聴はしたが、オレは有名人のXXXXを知っている! アマチュアが個人輸入で安く本国からパーツを輸入するのはけしからん!高くてもオレのオリジナル・パーツを謹んで使うのが当たり前だ。オレの所には沢山のハーレーディーラーが頼って来ている。さらには、このページに書けないような侮辱や罵声まで上から目線で沢山頂戴した。今まで60年近く人間をやってきてココまで傲慢なキャラは初めて接した。人間には自己顕示欲が旺盛で、どちらが凄いか?どちらが偉いか?に拘り、自分は崇拝されるのが当たり前と信じている人と、日頃の行いで、優劣なり偉大さは自ずと判ってしまうコトを知っている人、そして、そんなことに興味のない普段は謙虚な人の三種類がいる。今回は自分の路線を崩さずに、今までの経験を生かしつつ、別のルートでトライしよう! 圧縮比を下げるSHOPプランだったが、最近の4輪はものすごく高い圧縮比だし、、、

1.ヘッドのポート加工、燃焼室改良               
2.シリンダーボーリングと、フラットヘッドの鍛造ピストンをセット
これで、自分で組んだ後に、燃調を見ながら、必要に応じて
3.カム交換                          
4.フルコン交換とセットUP                  





突然 STAGE3へ