海老ラーメン 渋谷麺喰王国 縁や(えにしや)*一年ぐらいで閉店
   

甘エビの頭をダシにしたラーメンで、以前に寿司屋で甘エビのダシの味噌椀をヤミツキになったことがあり今回飛びついた。甘エビの風味が確かに香るが、結構赤い油が沢山出るはずが写真とは違いクセ無くあっさりでちょっと拍子抜け。池袋東武に出店で大行列になったそうだが、目新しさとメディアの力で、いかに行列の記録を一過性に出そうとも、味とは関係ないし根強い人気に支えられている訳ではない。このことを提供者側(仕掛ける側)は肝に銘じるべきである。

新横浜ラーメン博物館、池袋東武に続き人気ラーメンを集めた集合施設で、渋谷に2003.12・26に出来た麺喰王国の中にあるが深夜5時まで営業が取り柄か? 同じ施設内の他店にもハシゴしたが大したことはない。経営がファンドで変わっているが、それは味とは関係ない話。同じ渋谷のラーメン道場は今は行かないことを考えると、如何に流行に自分自身を含めて左右されているかが良く判る。行列が行列を生み、その一過性の盛り上がりが醒めて気がつくと閑散をもたらし消えていく!?
なぜ、このようにラーメンが盛況かというと、美味しさのバロメーターのうまみ成分=アミノ酸やグルタミン酸をふんだんに含んだ上に、塩ッぱくて高蛋白・高脂肪に噛まなくて良い手軽さがあり、さらに何故か客単価は高値安定で厳しい市況の中でも結構採算レベルが高いことから提供側も色々チャレンジして短期決戦の味のインパクト競争(客側も求めている)になっているのだと思う。さらに千円のラーメンは許せないと断言したい。牛丼が280円で頑張っているのに施設内の好来の特選黒ラーメンや秋葉原の九州じゃんがらの全部入りなどは絶対に敬遠である。(客側がラーメンが高い!と気がついていないのだ)
ラーメンも競争激化で、あの手・この手で差別化を図るが、サイクルが短くなり新規出店の裏で多くの店がひっそりと閉店している。(もっともザマーミロ閉店も多いけど)ラーメン自体がゲームソフトのように新鮮味と新奇性を衒うジャンルになってしまったと思う。目新しさと味のインパクトを求めてフラフラするのがラーメンの楽しみ方のトレンドで、ラーメンヲタクがマニアックに油多め・麺やや固めなどとペラ・ペラとカストマイズのオーダーを入れているのに違和感を感じたら、それはトレンドに乗り遅れている証である。(当然それでも良いけど)先ずは自分の好みをしっかりと築くことであり、私は魚介系は嫌い、背油も駄目、ユズも駄目である。

最後に、ドボドボ背脂系ラーメンにアホでも美人のTVレポーターが“意外とすっきりした味です!”は何なのだろう?同様に“他店にない味です!”とか“クセになりそうです!”も信用できない。食べた瞬間のワザとらしい演技も許せないが、リップサービスを含めてこれらがラーメンを支えている文化なのだろう。大好きなラーメンが最近は遠い存在に感じるのは私だけだろうか?ラーメンに醒めたら自宅でタンメン作るかチキドンに卵を落とすのが良いかもしれない。



あっという間に閉店した。





閉店前にトライしよう!というか、
消費者の目は厳しいことを証明すべきであり、ウカレタ気分でラーメンに千円も出す輩とは一線を画して今後も生きて生きたい。






ご当地ラーメン! 佐野ラーメン  2004.10.29
町興しなのか?由緒も由来も知らないが青竹で打つ手打ちラーメンで、市内には沢山の店がある




麺の腰は無い方でそうめん並に柔らかくモチモチ感もまあまあだが、時間が経つと溶けて無くなりそうなほど柔らかい。今の激しい旨み戦争とは違い素朴な味わいで強烈な個性が無い代わりに飽きないのかも?麺のボリュームはかなりある。



フツーの田舎の食堂だ(駐車場完備)



  地元で人気の森田屋本店





次も人気店 万里(昼は行列!)



店先で手打ちしておりいかにも手作りの不揃い感がある。ただし、伸びやすく食感は刻一刻変化する。スープはややストレートに生醤油が香る。


パーコー麺 万世(新宿地下街)ほか

最近の入れ替わりの激しいラーメン戦争にやや嫌気がさして、暫く遠ざかっており、専ら自宅で自作タンメンを食べるか、300円以下のラーメンを好んで食べていた。
そんな中で、香港へ牛丼を食べに行った際に現地で排骨(パーコー)が何故か食べたくなりレストランでメニューに無かったが交渉して作って貰って食べた。そうだ!パーコー麺がある。10年以上前に頻繁に肉の万世の各支店でパーコー麺を毎週のように食べていたことを思い出した。そこで新宿西口地下メトロ食堂街の万世に行ってみた。ココはパーコ麺の専門店としてやっている。





特選850円 ノーマル750円より遙かに肉質が良くGOOD!
ただし、麺は伸びて歯ごたえも△、さらにかん水が溶け出すと例によって、ごく僅かだがアンモニアのような臭いがする。(ラーメンではよくあること)西山製麺のタマゴ麺で有ったら最高なのに!






パーコー麺A 鼎泰豊(ディンタイフォン)特製

大した事は無いがトレンドであり、人気のディンタイフォンのカレッタ汐留店(B2F)だけのオリジナルメニュー

ちょっと骨付きの柔らかめの肉を唐揚げにした後で、もう一度片栗粉でトロみを出している。麺もあっさりしていて及第点だが1,100円だとコストパフォーマンスは低い。別ページにもあるが、人気の小籠包はまあまあの味だ。



人気と味は比例しない典型的な例。
トレンドは追いかけて楽しむこと!?



















塩分控えめな生活を半年以上続けてきたが、最近どうもラーメンスープを飲み干すと必ず血圧が上がる傾向があり、さらに市販の麺にも想像井以上に塩分が練り込まれており、自分の判断ではナトリウム過敏症と決めつけている。
不思議な物で、そう思いこむと大好きだったラーメンから足が遠のいてしまい、さらにTV&マスコミでの扱い方にも嫌気をさしており、高値安定でありながら、差別化と旨味成分抽出の過当競争にもウンザリであり、しばらくラーメンをお休みしようと思う。また、本能的に食べたくなった時に更新を進めます。

でも、その前に麺類で極めていないジャンルがいくつか有るので、ぼちぼちやります。



そうだ、盛岡冷麺がある!  (写真は牛角)


その昔、冬でも冷やし中華を食べたいというジャズの山下洋輔が全冷中を立ち上げた。そのころは喫茶店で春や秋にアイスコーヒーを頼んでも、夏ではないのでアリマセン!と断られるという、所謂食の節度の季節感が厳しい時代であったが(かき氷も同じで夏しか食べられなかった!)盛りそば(日本そば)以外にも冷たい麺をいつでも食べられるのは幸せなことではある。
とにかく初めて食べた時に噛んでも噛んでも切れないゴムのような超弾力性に驚いた。さらに比較的うす目の澄んだスープも高い好感度だが、惜しいかな扱い店には熟成ハラミなど魅力的な焼き肉メニューが目白押しなので、どうしても冷麺は温麺と共にサイドオーダーに隠れてしまっている。



2011年 毎月冷凍を解凍し、スープの量が多いので、面を足して二人前にして夕食のサブとして食べている。以前は好みではなかったが、10年以上経ってハマッテいる。



お店の味も捨てがたい!



2011.10.30 つけ麺 駒鉄

2012.01.05 知人が開店 (2013閉店)

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