闘病履歴パート2 以降連続して入院


退院後2ヶ月でHb-A1cも10.3から7以下になるなど好調だったが、 2003年7月下旬に鈴鹿サーキットでのイベントに参加し、日焼けと疲労から免疫力の低下を招いたようで、翌日に体中に真っ赤な発疹が出来て、フラフラ・ヘロヘロで緊急入院し数日間の事はあまり記憶にもないが、病名は“重篤な多臓器障害を伴う重症型薬疹”(詳しくはハイパー・センシビティ・シンドロームと呼ぶらしい)で、かなりきわどい急性肝炎に発展してしまった。後で判ったのはHHV−6(Y型ヒト・ヘルペスウイルス)の活性化だが、エオジンの急上昇と、肝機能の異常で一時はγ-GTPも1200近くまで上がってしまい、もし肝細胞が壊死を起こしていたら劇症肝炎と同等だったと思う。さらに発疹が水疱化したら体の水分が失われることになり、大事には至らなかったが足に小さな水疱が出来たときにはこれもヤバかった。結局ステロイド(プレドニゾロン60mg/日)のお世話になり、お約束の測定機器の上限を超えるような高血糖(600mg/dl以上)で、ノートパソコンで積極的に血糖管理をしながらも腎機能まで最悪の事態で、畜尿中タンパクは10g/日でネフローゼの症状が出たり、味覚障害で、甘い・しょっぱいが判らず何を食べても全然面白くない中、投与するステロイドを段階的に減量(5mg/4日)して、一応9月10日に一ヶ月半で釈放されましたが、以後背負う重荷は大きかった!原因として考えられるのは、以前から帯状疱疹の後遺症対策で飲んでいた精神安定剤のテグレトール(カルバマゼピン)の副作用が一気に出たものと考えられるが、日焼けによる免疫力の低下は時として恐ろしい物がある。

入院当初 体中真っ赤! 意識もヘロヘロ、隣の変な病人が鬱陶しくて、さっさと個室に逃げ込む。待遇は抜群だったが、高くついた!



8月中旬から激しいムクミで体重も8kg+



             最悪の頃           現在

むくんだ足の甲からは水疱が出来て、歩行もやや困難に!尿酸値も10近くに上がり、発作の兆候あり



プレドニゾロン(ステロイド)の影響で手足の皮がボロボロ剥ける


こりゃ旨かった!





いつものように?抜け出して外食をしようとしていたら、ま、まさか病院食でビフカツが出るとは思わなかった。タンパク22gは多いけど、カロリー678KCalなら充分にヘルシー




入院中はEXCELを駆使して管理。看護士さんとのQ&Aに掲示板替わりにも使う。




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タンパク制限 

美味しい物ほど高タンパク、高カロリー。でも腎炎などで腎臓に負担を掛けないようにするには成人男子80g/日の摂取量を30g/日程度に抑える必要がある。
 *イワシの缶詰2缶で既に超過!
 *カツ丼やカツサンドでほぼ一日分終了 
 *卵(鶏卵)なら約4個で、同じくおにぎりでも4個で、そば・うどん・ラーメンなら約2杯で、一日分は打ち止め。

そうなると殆んどの外食は高タンパクで×であり、肉・魚・卵・米・パン全てが摂取制約を受ける事になる。これにカリウム制限が加わると野菜もダメ!という最悪の事態になる。肉・魚・野菜・卵・米・パンが×になったら何を食べますか?  答え:春雨と蒟蒻と茸

因みに腎臓の糸球体というフィルターは高タンパクがドカンとくるとダメージ(負荷)が掛かる!健常者ならまだしも、腎炎だとダメージを受けた糸球体は肝細胞とは異なり再生しないそうです。→人工透析への道へ一直線!(血液検査でクレアチニンでも計って貰ってください)

解決策として
@ご飯は低タンパクご飯(1/3〜1/15)に切替えて、余剰分をおかずに回す。                               
A麺類も低タンパク製品に置き換える。                                                
B高タンパクのおかずは、禁止ではなく味見程度に量を減らし、どうしても外食の場合勇気を持って食べ残す!                
Cあれダメ、これダメで何も食べられなくなり、カロリー不足になるが必須カロリーは変わらないので、なんと油、糖質などでカロリーを確保する
D菓子類も低タンパク製品があり、糖質でのカロリー確保に効果的(食後高血糖に注意)                          
E一回の食事に集中すると負荷が掛かるので、3食でまんべんなく満たすよう平均化する                          
 *一回あたりタンパク質10g以下を外食で実現は無理ですね!                       



ステージ3へ続く