高リン血症






リン(P)の血中濃度が普段から高めで6~7辺りだったが、先日の血液検査で正常値上限4.5の2倍の9.0を超えてしまった。
これは、最近ハマっている横浜家系の濃厚豚骨醤油ラーメンの影響であることは100%間違いないだろう!したがって、今後豚骨をちょっと封印せざるを得ない。このところ4回/週のペースで通っていたなあ。せめてもの気休めに、鶏ガラベースのチャーシュー麺を寂しく食べて見たが、調べたら、豚骨ガラにはリンの栄養分が21%も含まれている。肥料としてのリサイクルもあるそうだ。

私のような血液透析患者で、リンの血中濃度が高いと、リンが骨の中のカルシウムを溶かしてリン酸カルシウムとして排泄され、骨がスカスカの、骨粗しょう症になってしまうし、心臓弁が石灰化したり、血管へのダメージも計り知れない。ちなみに11月の骨密度検査では好成績だったので、なんとか食生活の側面でも、この状態を維持したい。まあ、普段出来るだけ忌避している、チーズ、おでん(練り物)、干物、卵黄もリンが多いし、タンパク質に比例してリンはあるので、あまり気にしていたら何も食べられなくなるので、、でも最近10年振りに復活して、家族でブームの横浜家系ラーメンは、しばらく封印しておこう。
といいながら

2014.01.07

年末に『リン』の血中濃度が高くて(結局最高は9.6)封印した横浜家系ラーメン“侍”を『掟破り』で行ってしまった。3日坊主ならぬ、7日坊主だ。でも、禁断の濃厚豚骨は早死も骨粗しょう症も厭わないほど旨かった。だいたい、やばいモノ・いけないモノほどスリルと美味しさがあるんだなあ。人間は“ダメだ”と言われると、逆にやりたくなるもんなんだ。



 原因不明の採血データが異常(P=リンが通常値の2倍の9.6急上昇!)で検査入院です。なお、入院は設備の充実した旧知の東京共済病院に戻した。
このまま放置だと2度目の心筋梗塞と、同じく2度目の心不全、そして新たに脳卒中や骨粗しょう症、心臓弁の石灰化など、多くの合併症が近い将来確定してしまうので、原因が食事習慣(摂食)なのか投薬なのか判らず、外科的処置も今回は見当たらないが、予後確保のために早めに自分から検査入院を申し込んだが、担当医師陣はやや自身なさげだった。まあ何らかの進展はあるだろうと私は勝手に楽観視している。

入院最初のトラブル!病院のテルモ簡易血糖測定器が狂っている!そこで、病院側も希望した一番効率の良い方法の投書をした。

結局、校正まで自分で行っている私の測定器が基準になった。それまで低血糖と誤解され50%ブドウ糖を何度も飲まされてうんざりしたし、血中注射だと体が焼けるように熱くなる不快感がイヤだった。
同じ検査機器しか知らずソレを過信しているこの病院のガラパゴス化を外部から今回は指摘された感じだ。このままだと誤った血糖値が、血糖管理の根幹まで揺るがすので、以前の主治医の腎臓内科部長ともじっくり話した。


そして私の方は、入院して真面目に病院食だけを食べて投薬も一部改めて、透析を繰り返して経過を見たら、リンが減少傾向に転じ、31日にはとうとう基準値に戻った!
(9.6→5.2)因みに透析患者の1日のリン摂取許容量は約800mgまで。

エクセルの下書きで食事指導部とのカウンセリングを行い、結果一覧を作成して食事指導部との数回のヒアリングから今回の原因も判明した!今までPIZZAなどのチーズ(100g当たりP=800mg)製品と乳製品や、日光で乾燥させた乾物・干もの・煮干しやスルメ(P=1500~)はリンがとても高いので当然忌避して来たが、今回の第一の主犯は洋菓子の
卵黄(卵1個でリン90mg)だった! 思えば長男の誕生日だ、クリスマスだ、結婚記念日はHARVS(P=約200mg)だ、と短期間にケーキを繰り返していたのだ。



さらに普段から夕食後には『食後のスイーツ』を家族でよく食べていたが、好物のカスタードクリーム(P=100mg)やチョコレート(P=240mg)を使ったケーキ類や、ミスドやクリスピーなどのドーナッツ類(P=50~150)にシュークリーム(P=100)、さらにはハーゲンダッツ・アイスクリーム(小カップでP=132mg)や焼き菓子等にもリンの含有量が全て高いことを9年間全く見落としていた。そして、これらを食べるタイミングには当然飲むべきフォスブロックなどのリン吸着剤を服用しておらず全くのスルー状態だった。つまり今までノーマークの高リン食品にノーガードだったのだ。さらに便秘対策で始めたイージーファイバー(難消化デキストリン)がリン吸着剤の効果を弱める可能性もあるとの小林製薬の回答で一応中止した。リン吸着剤のフォスブロックのリンのブロックをブロックする感じなんだろう。



そして嬉しいことに肉野菜炒めは白判定。P<200だろう。



ところが禁断と思っていた豚骨醤油ラーメンは何とグレーに近いP=150mgでむしろ白判定。ところが
厚切りチャーシュー4枚と追加海苔7枚(計10枚)+味玉子の定番追加トッピングだけでP=約440mgとなり、第二の主犯格としてリンの黒判定が下った。つまりこのラーメン一杯でP=約600mgと驚きの高い数値!でもトッピング無しのベーシックオーダーならP=150で、カリウムと塩分さえ気をつければタマには行けそうでもある。



早速入院中に脱走して家族と恵比寿の横浜家系を、、もちろん追加オーダー無しで!

リン含有量リスト (一部推測有り)

帰宅後リストを作ってみた。チャーシューが異常に高い(ラーメン154,チャーシュー麺320)のと、スルーしていたのは前述の洋菓子類だなあ。
チャーシュー+海苔+味玉のラーメンにケーキを繰り返していたら、リンは当然上がるのを身をもって理解した。簡単に1日の制限量の2倍になるから、血中濃度が基準値の2倍になるのも当然だ。ここまで解明出来て良かったなあ。病院スタッフ(特に食事指導部)の皆さんに感謝だ。反省!




アイ・アム・フォスフォラスマン

リン=フォスフォラスのチェックをしながら当分の間は、この病院で外来透析を継続することにした。今後は上記の注意さえすれば、引き続き、もう少し延命が出来そうなので安心した。
注:健康な方の余剰なリンは尿で排泄されるので、安心して私の分までチーズやスイーツ等を存分にお楽しみ下さい。*私の家族も、私の目の前で旨そうにPIZZAを頬張っていますので。



翌日には、家族でカウボーイ家族(天ぷらてんや、やロイヤルホスト同系)でモリモリと行ってしまった!



ドライブにファミレスのカウボーイ家族=ここはサラダーバー、ライス、スープ、カレー、スパのミートソース、ソフトクリームが食べ放題だ!で家族も満足。それと、往路の小田急線急行の時刻や、厚木市内の旨いもの探しに、スマホが大活躍。妻曰く、使い勝手の良いスマホより、スマホを使いこなせる、使い勝手の良い夫の方が良いとのこと!なるほど納得。今後も肩の荷が重い。


2014.02.19

リンの血中濃度の急上昇(平素6~7だったのが、ピークは9.6になった)で先月検査入院して、タイトな病院食で5.2まで下がり、退院後2週間経過で6.2 さらに2月17日の検査では4.8まで下がった。
コレは入院時の9.6のちょうど半分だ!最高裁で無罪が確定した感じだ。

事後自供だが、家系ラーメン
(極厚チャーシュー4枚、海苔10枚、味玉)の後にファミマでソフトクリーム、さらにおでんの大根等を帰宅してから、つまむのがコースだった。*赤字品目はリンが高い食品だったのだ。
卵黄、乳製品全般(特にチーズ)や、
燻製したり、(田子作りやチャーシューのように)煮込んだり、(干物、海苔、シラスのように)天日干し等で凝縮させると、リンが高くなるようだ。




2014.04の骨密度検査では、従来の0.83から良化。良かったなあ!


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