CAPDのカテーテル感染



行きつけであり、頼りの主治医が居て、何度か命拾いした東京共済病院


2012.08.01
かなり前からカテーテルから少量のウミが出ていた。でも何もせず放置の結果最悪の事態に!このままだと今月末の下田旅行も無理だし、CAPD自体も継続が難しくなる!そこで今月中に完治させたいので、早速入院して翌日オペへ、

抗生部質ゲンタシンの軟膏では治らなかった



見た目がまるでホッキ貝か鳥貝だなあ。今後寿司を食べるときに思いだそう!  浸出液(ウミ)は独特の臭い感じだ!



8月2日浸出液の培養が間に合わず(結局菌は出ず)切除切除のオペ実施。化膿したカテ埋没部の周囲の皮膚を6cmぐらい切り取り、化膿部をゴッソリ掻き出してオペは無事終了。ただし嫌気性の菌のようなのでカルデラのように楕円形に広がって凹んだ傷口は縫合せず、そのまま大気開放で終了。そしてこの傷口が自然に小さくなるまで入院(約30日以上)かも!? 外は暑いから避暑気分で良いかなあ、、ナースもいっぱい居るし、


数日後、だんだん傷口が閉じてきた。まるでパイプをくわえた口元か、アワビだなあ。長男がこの絵を喜んで見ていた。



“マスクをしていても自称美形”の研修医の女医さんも、カテのトラブルは初体験 単なる採血結果のコメンテーターで、レッドカードとイエローカードしか持たずに、自らリスクを負わない透析医になんてならいでね!とアドバイス。今回は長期戦を覚悟しDVDの見れるノートPCにUSBワンセグチューナーを付けて持ち込み、さらに、こっそりベットの脇にドリンク用冷蔵庫を置いた。でも、オペ直後のリバガーゼ?の交換は皮膚科医師が、ガムテープを剥がすようにバリバリやるので結構悶絶!いずれ砂糖入りのイソジン塗布か、オペで縫合だろう。



       毎日家族の見学付きで傷口の処置がある(だから退院できない?)

2012.08.06
汗だくで寝苦しくて毎晩起きてしまったが、調べたら400床近いこの大病院の石アタマが定めた省エネ・ルールを優先して、この暑さの中で
無神経に17時半で一斉に冷房を止めていることが判明。汗は私の傷口(脇の下も7月に切開している)にも悪い。そしてこのことを病棟のナース・ステーションに文句を言いに行ったら、そこだけはクーラーが効いて涼しかった。さらに個室なら(32,000/日)はエアコン調整が可能です!とも言われたが、30日で100万円だもん。旅行か、趣味なら100万円は惜しくないが、、、それを聞いて、自ら強引に退院を決意し勝手に荷物をまとめた。どうやらこの病院は決定権のある上席者がボトルネックになり、職員には閉塞感とモチベーションの低下を招き、さらに結果的に入院患者のQOLを下げているようだ。医師・患者・ナースがだれも文句を言わないのが全く信じられないし、これはダメな管理者が組織をダメにする顕著な症状だ。バカバカしいが日本人の小心で勤勉さの副作用でもある。そこでサクッと投書した。それと、思ったのは最後に自分を守るのは結局自分だなあ。

2012.08.07
私はクレーマー患者では無いつもりだが、最も頼りにしている主治医の先生に改めてこの実情を話したところ、施設課に確認してくれて、どうやらクーラーは夜間も連続して入れるように出来るとの回答。なんだ、出来るんじゃん! 仕切り直しで最良の道を探るべく、一旦病院を出て自宅で一息ついてから、翌日再入院で内科主治医、皮膚科、形成外科の連携で、早速傷口縫合のオペの実施となった。


      毎日映画を見に来る長男の傍らで、夫婦で昼寝が日課


配達予定より早く来て、現在活用中



昨年この病院に6回も入院して、デイルームの3分で100円の備え付けのパソコンでゲーセン並に大損したので、次回入院の為に2012年春インターネット用WI-FIを準備して、半年以上箱から開けても居なかった。ただし、PCは社長のお古のレッツ・ノートCF−W4 でも、トロイ上に不調で、数日後にハイビジョンのブルーレイが余裕で再生できるハイ・スペックなノートPCを今回の為に買った。



           
未だ、若干の出血はあるようだ


        
皆勤賞の家族は病院食までシェアする仲良し        外出し、中華を求めて家族で下北沢を彷徨う



2012.08.08  縫合後、初めて見た傷口! 青いドレンパイプから若干出血している。



外科ならステープルでパン・パン!っと打って、透明テープで一丁上がりだろうが、ん〜ん。今回は皮膚科と形成外科の連携でスーパーファインゲージの丁寧な縫い目だ。Gパンのステッチと言うよりも、高級車の本革シートの手縫いのステッチのようだ。抜糸は来週かなあ???




2012.08.09 傷口清掃 ここまでは順調だ。



毎日、昼食は家族で一緒。今日は吉そばのゴボウ天+ワカメが食べたくて妻にリクエスト



親子で、足首クリン・クリン  妻はこのベットで昼寝。長男はDVDでレミーのおいしいレストラン(ラタトゥーユ)を見ている



    病院食は、バラエティーに富んでいて、薄味を我慢すれば結構ウマイ!


実は、今回素直に入院したのには訳がある。それは治療に平行してダイエットの仕上げを企んだのだ!

2012.02        73kg (ピークは80kg弱だった)                        
2012.03        70kg                                       
2012.04        64kg  ドクターSTOPで一時中断                        
 《本格的に再開》
2012.08.01    62.7kg (大学四年生の頃で61.5kgだった)                   
2012.08.10    60.7kg                                       
2012.08.13    60.4kg 60を切ったら、妻にお姫様だっこをしてもらうんだ。             
2012.08.15    59.5kg ついに達成!ところが、起立性低血圧で廊下で失神!さらに低血圧のトラブルもあり

《追記》
2014.07.07    56.5kg  この辺りで安定している。                        


       
         足までやせて、サンダルのベルト穴が2つも詰めた!ただし、カサカサで鶏の足みたいだ!



ん〜豪華だ! 病院食にプラスして、(あくまでチョイ足し気分だが)マイ・ソウルフードの崎陽軒のシュウマイ弁当、さらに、まぐろ鉄火巻き、



アフターは道頓堀くくる の期間限定明石焼き これに十勝おはぎの鯛焼きと、きなこ餅も出た!ん〜ん このままずっと病院で暮らしたい!? こんな感じで昼食パーティーは退院まで続くだろう(減量中なのに)



2012.08.14
朝から血液透析でバッチリ引いて終わりの最高血圧も115と、まあまあ、さらに念願の60kg割れ達成!ルンルン気分で売店で何かドリンクでも一気飲みでもしようかと思ったら、『心電図に呼ばれました!』えっ!聞いてないけど、まあ単時間寝てるだけだからまあ良いっか!で、いつもの手足クリップで記録紙が動いて終了。と思いきや【次は自律神経を調べますね!これから言う通りに大きく深呼吸を繰り返してください!これを3分間続けます】エッ!そりゃ健康な人でも目眩・立ち眩みになりそうなのに、一般的に透析直後は頻繁に低血圧になりやすいので、イヤ〜な予感がした。

そして始まるとやはり目眩がして“目が点になっちゃいました!”とSOSを出しても、【あと30秒です!】と言われて、暗黙のうちに我慢を促され、終わると結局自分で起き上がれなくなって手を引っ張ってもらい、何とか廊下まで出たが、これはヤバイ!たぶん血圧は上が50ぐらいかそれ以下だろう。廊下の手すりに捉まり1分ぐらいフラフラそのまま立っていたが改善しないので、ヨタヨタと手すりに捉まりゆっくり歩き始めたが、廊下の角を曲がったところで“手が滑った”と思った瞬間、
画像と音声と記憶が途切れた。そして気がつくと窓からの日差しがまぶしく、横たわった私の顔を何人かが覗き込んでいる。これは起立性低血圧だ。頭を打ってタンコブ出来たし、肘もポッコリ膨らんで、膝も擦りむいて痛い。そして直ちに頭部CTを受けたが、私が現場からCT検査までの最短距離&最短時間記録保持者だろう。このことで私は院内で、勝手にハードなドライを要求し、自分で転倒した要注意事人物になってしまった、

 
     失神して、打って腫れたヒジ(四日後に撮影)         ここですよ!ここ!     



    タンコブと、痛々しい姿

医療ドラマのER、グレース・アナトミー、プライベート・プラクティス、救命医ハンク、Drハウス、その全てで医師が謝ると医療過誤で裁判沙汰になるので非を認めないのが通例。同様に今回も担当医は原因はドライウエイトを勝手に決めるなどの私の体重の自己管理が悪いからだとか、どうのこうのと問題をすり替えるだけ。さらに本日の外出予定も不可になるそうだ。その後、世話になっている主治医の先生が素直に謝罪してくれたし、外出もOKにしてくれたので、今回はこのままにしよう。そして外出で、渋谷のビッグカメラでPCソフト、ケーブル類をそろええてシステムは完成!(構成はメインページにあります)

まあまあここまでは順調だったが。 さあ、本日はBD環境の整備と、WOWOWを見られるようにすること


2012.08.16 傷口洗浄後 まあまあ良くついている



今日は丸一日血圧が上がらず最高血圧が80〜70で、心拍は110〜120でフラフラ それでも、WOWOWやBDソフトで気を紛らす。

2012.08.16 
14日に失神し転倒後、16日も午後には極度の体調不良。夜には血圧が64/44心拍120という頻脈!
 症状@14日に予想外の59.5kgというベスト・ドライをマークし、カラダはカラカラ状態
   Aさらに転倒以降気分が悪く吐き気も伴って、水分をあまり採らなかった。       
   B翌日再開したCAPD(腹膜透析)で予想外に700ccも引けていた。       
   Cペットボトル2本(1,000cc)を強引に飲んでやや快方へ!          
 
2012.08.17
朝からまた調子が悪く血圧が64/52で心拍110だったので、少し大げさに“気分が悪い!”を訴えたら、医師の大集合で、出前のレントゲンと、心電図、さらには皮膚科の先生まで来てくれて、手厚い看護をうけた。でも、良くあるドパミンやエピネフリンは出されず、血中のリンの濃度が低いとかでリズミックもくれなかった。


この状態では、徘徊できないし、無断脱走も出来ないので血圧の回復を待とう。その後、主治医の先生と相談し、CAPDはいったん中止し、同時に腹膜平衡試験も今回はキャンセルして、血圧が回復してから退院予で行う予定となった。

この不調の原因が判明!:強い脱水傾向に加えて、何の手違いか?
必要なときだけ飲んでいた血圧の降圧剤が一包化(毎日飲む袋)に入っていた。これは病院側か、薬局(マツキヨ)のミスだろう!


アダラートCRのジェネリックのコリネールCRとバルサルタンのディオバン(それも80mgと特盛り)どちらも血圧が200以上の時にだけ限定して飲んでいたのが、何故か?入院して毎日病棟で薬が一包化により出されるのを気がつかずに飲んでおり,ここ数日はかなりひどい低血圧状態。ここでも担当医はこの投薬ミスを認めなかった。(まるで飲んだ私が悪いのか?)そこで、再び投書か行列の出来る法律事務所に相談だ!

主治医は今までの経緯を踏まえた上で診断する。でも入院時の病棟担当医はその場のデーターだけで判断する決定権限のある単なるコメンテーター。今回は研修医の無神経な検査スケジュールと病棟担当医の投薬ミスで(またはカルテの読み違いか誤記)でインシデンスが発生し、私の頭にはタンコブが残った。レポートあり

2012.08.18

前日深夜にゴネてなかなかくれなかった昇圧剤をやっと一錠もらい、翌朝にはすっきり回復。エピでもなんでも良いからさっさと処方すれば良いのに。おまけに監視室に移動させられ寒くて風邪を引いたじゃないか!家族が今日も昼から来て、夕方まで居て展望レストランで夕食を取って帰った。

2012.08.19
    
病棟に手続きの上で堂々と外出し、家族と渋谷で待ち合わせして映画を見る。本当は映画:アベンジャーが見たかったが、渋谷で吹き替え上映だと、メリダになった。内容は、ヒックとドラゴン風バイキング物語で、國王の娘メリダが運命の人との出会いをするのかと思いきや、親子の確執の単なるドタバタだった。これはパート2でフィアンセ捜しかも、、でも映像はきれい。


3Dは大嫌いだったが、だんだん描写が自然になってきた。



 昭和の中華がノスタルジックで大好き。入れ替わりの激しい外食業界で、渋谷では多店展開の兆楽と双璧をなす後楽



昼はB級というか、レトロな昭和の中華。ここの肉野菜炒め定食が私は大好物



妻は、ソース焼きぞば大盛り 
さあ来週には喧嘩してでも退院するぞ!


2012.08.20 なんだかんだ言われながら無事に釈放された。ただし週3回は血液透析と外来受診 今月中はプール、入浴は禁止で、患部をシャワーで洗うだけ。まあ、それでも下田は行けるし、ツーリングも行ける。


お祝いに、10F展望レストランで昼食



ここの冷やし中華はまあまあうまい。次回の入院時にじっくり味わおう。



自宅でささやかなお祝い。 このような事をされると、ヲトーサンはメロメロになって、つい太っ腹に、ますます家族を甘やかすことになるんだなあ



お母さんとつよし(長男)も、毎日の病院通いお疲れさまでした!だって、そういえば暑い中20日間皆勤賞だった。

5歳の長男が、どこで覚えたのか、“結婚は人生の墓場なんでしょ?”と妻に聞いたそうだ。ワタシの答え:過去はそうだったが、今はもちろんNO! さらに、妻は長男に“お母さんがご主人様で、お父さんは執事”を教えて幼稚園で流行らせているそうだ。この答えはもちろんYES!! そういえば、長男が3歳の頃、この就職氷河期で先行き不透明な世の中で幼稚園の先生が“大きくなったら何になるの?”をいつも聞いてくるそうなので“ビモ”と“正社員”と答える様に仕込んだら、聞いた友達が自宅で親に“ヒモってなあに?”の質問攻めがあったそうだ。調子コイて“手が汚れたらズボンで拭くんだよ!”を教えたら流石に妻に私が怒られた。


退院後の通院は快調


渋谷で肉野菜の後、パオパオのシュウマイを夕食用に持ち帰り、家族でその場でつまみ食い。つられてキンキンに冷えたジーマで昼から酒盛り。これは絶対に病院では出来ないなあ。シャバは良いなあ。


2012.08.27

外来通院
だんだん傷口も落ち着いてきた。 透析後の心胸郭比(CRT)は39% HgA1c(新基準)は6.1 でやや飢餓状態。でも快調。さあ、明日から下田だ!