VESPA

2011.05.13


5月の連休中にアドレスV125を盗まれ、ブレンボキャリパーを外して盗まれただけで車体は戻ったが、盗まれた瞬間に、心は久しぶりの新車選びで盛り上がってしまった、
勤務先の社長が、鎌倉在住で急坂が多く、原チャリでは登らないとこぼしていたので、アドレスは気前よく社長にプレゼントすることにして、久しぶりに新車を買おう!





検討の結果、日本製のビッグスクターは重厚すぎて昔から好きになれないし、街中の乗り方・乗っている方の雰囲気もなんか違うので、今回の本命はアプリリアのスポーツシティキューブ250ieに決定!各ディーラーへの電話調査の結果、早速花小金井市バイク屋カネバンさんがウマが合い、ハーレーで下見に行ったが、展示されている200〜250ccは、どれも私には本格的すぎる感じで、結局アドレスV125の後継として最適な、小さくて可愛いベスパLX150ieにした。私はスクーターに重厚さやオールマイティなパフォーマンスは求めていない。

それとこのお店【カネバン】さんは、小金井板金が名前の由来か?ベスパを古くから扱ってきて、修理は普通のバイク屋さんだと、外装樹脂パーツを交換するのあが、スチールモノコックの車体では板金塗装がメインになるので、自社修理が有利なのかも。またオプションサービスや全塗装を42,000円でオプションに織り込んであるのもサスガである。

               どれも魅力的なイタリアンスクーター(全てを検討した)


【参考】
 アドレスV125      9.9PS    98kg L1,750mm W635mm  シート高:740mm ホイルベース1,235mm
 ベスパLX150ie    12.1PS  114kg  L1,770mm W740mm  シート高:785mm ホイルベース1,280mm
アプリリア・スポーツシィ  約22PS  148kg  L1,985mm W890mm  シート高:815mm ホイルベース1,360mm
ヤマハ・マジェスティ    19PS   175kg L2,175mm W780mm シート高 :700mm ホイルベース1,550mm
 

購入までの準備はココ




ん〜ん。ベスパはブランドとして普遍的な輝きを私は感じており、一度は持って見たかったんだ。
同系のベスパ50が50としてはやや大きめで、そのベスパ50と同じボディに150ccエンジン搭載だから、俊足を誇るアドレスV125にも大きく負けはしないだろうし、 従来の樹脂多用のスクーターから鉄モノコックのフレームになって、質感が変わり、プラモデルからダイキャストのミニカーに変わった感じでボディの剛性感はアドレスより遙かに上のようだし、本気で走るときはハーレーがあるので早さや長距離での走行などを私は考えないし、さらに、もしアプリリアを買ったらハーレーに乗るチャンスが減ると思った。とにかくシティコミューターというか、【ゲタ】としての使い勝手が重要と考えた。とにかくこのベスパのイエローが可愛いんだなあ。

車両は輸入元の大阪成川商会の在庫で、配送料と開梱手数料まで購入時には掛かるのに驚いた。加えて価格問い合わせをした多くの販売店が、未だに登録代行手数料や納車整備代金名目でかなりの額を必要とする二重価格構成で公平さを欠いている。例としてレッドバロンだと、納車まで、保険と税金を除いて42,000円もかかるそうだ。今回はETC取り付け込みで約50万円。さらに今回は法人登録にして代金は会社から振り込み、うまくいったら代金を踏み倒しちゃおう。ETCカードも既に法人で作ったし。あとはWホーンを付けて、HIDは可能か確認中。ブレンボキャリパーは後でワンオフで作ってもらい、そのバイク屋さんに売るんだあ。


映画トランスフォーマーでミカエラが乗っているヴェスパLX 走る気ムンムンの熱血バイクや重厚なクルーザーのような国産スクーターよりも、さらりと乗る軽快なスクーターとして見た目も爽やかだなあ、



         納車! 2011.05.27 納車整備はキッチリ完了していた



 お世話になったカネバンの石田さん



                    走り出して直ぐに撮影



ちょっとリード似というか、レトロモダンというか、ニュートラッドというか、見るからに性能を誇示する走りのスタイルや、重量級の重厚さとは全く違うテイストで、やや軽快で、丸っこくて可愛くて、飽きが来ないデザインだ。



   イエロー2台 左イエローパール 右ライムイエロー 残念ながら色のテイストは合わない

で、乗った感じは?
まず、視点の高さは安全面でもプラスと思う。ハーレーやレプリカよりも見通し良好だ。
次に、V125のようなクイックな出足はなく、オートマで言うとベンツの2速発進の様であり悪く言うとスピードが乗るまではややモタモタ、でもフツーにアクセルをあければ、スルスルと大人しい加速で(急加速に上体を身構える必要がない)ので疲れは少ないのと、意外と低速でふらつきが少ないのには少し驚いた。
この大人しさがガツガツ走る気にさせないというか、大人の乗り味というか、おおらかに乗る気持ちにさせてくれる。加えて超幅広のミラーがすり抜けをする気分を押さえ、マイルドな走りで楽しむ方向へバイクが導いてくれる。おまけにフレームの剛性が高く凸凹でもガタガタ来ない! ただし足回りはそんなにソフトではないが、乗り心地がV125とは雲泥の差で快適。出だしのシャープさを捨ててでもこの快適さは捨てがたい。このバイクならプチ・ツーリングにも行きたくなるなあ。

ネットでは、2ストロークでマニュアルミッションのレトロなスタイルがベスパであり、熱狂的なマニアが多いようだが、逆にオートマ4ストロークのベスパの話題は乏しく、だれも同じ車両のユーザーに知り合いが居ない。

取り付けたWホーンは速度が出ても快音だし、HIDは光軸が少しやぶにらみだが、ETCも付けたので、引き取りの帰りに首都高速山手トンネルを走ったが90km/h定速までは安定していて余裕だった。妻もタンデムで乗せて、おまけに長男の幼稚園出迎えもやって家族全員が初日に乗った!

納車後、首都高速、第三京浜を何度も走ったが、当然流れをリードする走りは無理。というか追い越し車線に出るだけでヒヤヒヤの連続。でも、やっと4輪に抜かれるのも慣れて怖くなくなってきたし、必ず遅い車が走っているので、その後ろにくっついて80km/hキープで走っていると、コレはハーレーより遙かに疲れないことに気がついた。

2011.06.06 早速フロントキャリパーをブレンボに交換のため、リンクスさんに持ち込む。ジレラランナーのリアとキャリパーは共通のようでワンオフでブラケットは作れるかも、、

スピードマニアでパワージャンキーな私に、スクーターはもっとマイルドに乗るのもアリですよ!を教えてくれた一台だ。ナンバーが白大になって、V125が疾走していても追いかけないし、マジェが来ても劣等感は無い。



E−BAYで$9.95  3枚買った。



リンクスさんで苦心の末、他社220Φローターの外周を削って、取り付けスペーサーを噛まし、キャリパーの背中を少し削って一応完成。
タッチは抜群になった。でもリア(左手)が重いので握力はかなりアンバランス。



  まもなく、コレに替える


2011.07.18  完了



ミラーが横に張り出し過ぎで、後方確認でも視線を前方からミラーに移すのに違和感。そこでプレスで起こした。前を見ながら後ろもチラ見がOK.ただし側方視界はやや低下し、特に首都高速を右側車線から左に合流の時など、目視との併用が安全。



アマゾンで長男用に買う。子供をスクーターの前方フロアーに乗せるのは違反らしい

2015.04

妻とタンデムで西麻布まで行ったら、エンジン始動せず。
妻にハイテンションコードを持たせてアースに近づけさせてセルを廻したら感電したので火は飛んでいる、ガソリンコネクター外すとは少し濡れているたが、盛大にセルを廻したらガソリンが来ていない!ガソリンタンク無いのすかさずカネバンサンに電話すると、熱くなるとガソリンタンク内の燃料ポンプの羽が熱変形で廻らなくなるとのこと。取り敢えず冷やせば良いので、直ぐ近くのガソリンスタンドで冷たいガソリンを補給し、タンク下から放水して冷やしたら、セル一発OK.




ガソリンタンクを外すのは一苦労



指定純正部品だと3万超
そこで、カネバンさんは同じVESPAで流用出来る安いVESPA純正パーツを、リベットの打ち直しで交換対応。成川からピアジオになって、部品は潤沢だが、このように手慣れた修理は有り難い!



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