がっかり
独断で、がっかりした映画をPICK UP(怒らないでね)*見ない方が良い、もったいないではなく、私には判らなかったので見て確認して欲しいという意味。つまり主観的に“好感を伴い楽しめたか?”だけです。

星無し近作



映画 団塊ボーイズ ん〜ん。コレは面白そうだったが、たいした事無かった。
スポーツスターだけバタバタとコケるし、タダのドタバタ。もう二捻り欲しいなあ。

ジョントラボルタ最高の駄作




頭文字D(イニシャルD)
原作も漫画も知らないが、ワイルドスピードのアジア版?フランス映画のタクシーシリーズよりもさらに軽薄で、レトロなAE86がサイドブレーキをきっかけにテールスライドさせるカーアクションには陳腐とチープが同居して、単なる暴走賛歌と共に、関係ない援助交際に終わる。懐かしいがスタローンのドリヴンが凄くマトモに見えてしまう。


チャーリーとチョコレート工場
ティム・バートンは好きだったが、この作品のメッセージは、悪ガキ成敗と家族愛の押し売りなのか?とにかく全く判らなかった。昨年の2046に続いて、見ていて今年最高の苦痛な時間を過ごした。こうなると、この後のコープス・ブライドも微妙になってくる。傑作ナイトメア・ビフォァ・クリスマスだけが例外だったのか?とにかくTVスポットCMは信用出来ないことを改めて証明した。

奥様は魔女
ニコール・キッドマンが意外と若作りだったが、不完全なリメイクでオリジナルのTVドラマをパクリ切れない駄作である。

容疑者室井慎次
セリフも殆ど無く寡黙な主役は自らを全く弁護しない。そして取り巻きの大騒ぎを見終わると、結局彼の容疑は映画にする程もない些細な事柄だった。

ライフ・アクアティック
描きたいのは鮫なのか、妊娠騒ぎなのか、海賊討伐なのか?何がコメディで、何がユーモアか私には判らない。

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
観る前にはアダムスファミリーと似た魅力を感じたが、結局は断片的な相続争いなだけ

ウインダム・オブ・ヘブン
イスラム教とキリスト教で、燃えさかる石が飛び交い炸裂するだけの、予想通りの英語圏向け大作

コンスタンティン
選ばれし超能力者がくりなすオカルト騒ぎは、華がないキアヌのキャラクターで台無し

戦国自衛隊1549
少しぐらい過去を弄くって面白い展開を期待したが、本物風とタイムパラドックス(時間軸の矛盾)の整合性に拘りすぎでつまらかった

サハラ・死の砂漠を脱出せよ
財宝問題と環境問題が絡んであっけなく終わり、ナショナルトレジャーとそっくりのがっかり感。何も残らない空っぽな清涼映画。


四日間の奇跡 
善人ばかりが出てきて、奇蹟を都合良く美化して、お涙頂戴をせっせと積み重ねる邦画。心は動かなかった。

ホステージ
 
最近コケ続けのブルース・ウイルス起死回生。でも何か演技は空回り。



続いて寒いのを5作品!

ディ・アフター・トゥモロー★☆

古いが小松左京の『日本沈没』を連想した。開始早々から壮大で重苦しい悲壮感が漂う単調な展開で、陳腐な家族愛や世界の主役がアメリカという価値観と共に、多くの点で前作の『UFO』を『超低温』に変えただけである。

遙かに前作の方が楽しめたし、地球を襲う危機の描き方は素晴らしいCG/VFXの迫力だが、感情移入出来ず映画館の冷房の効き過ぎと併せて見ていて寒かった


単に京都議定書を否定するアメリカ大統領へのアンチテーゼをハリウッドがリアルなCGで描いただけだ。
それにしても千代田区はラー博のセット風ではないし、日本に1940年代の様なトラックは無いぞ!これが自己中アメリカの価値感であり、絶賛した『インディペンデンス・デイ』まで私の中では価値を下げてしまった。ローランド・エメリッヒはもう要らない。



指輪物語もの 星ナシ


喰わず嫌いで最近ヤフオクで中古DVDを手に入れて見た。

常に怯える主人公が、重苦しく背負った人類の運命を執拗に壮大なスケールで描く超・長編なだけ。
善と悪が交錯し、選ばれし少年が、さまよい歩くという点ではスターウオーズと通じる点もあるが、
何処までもダラダラと単調で重厚な悲壮感の連続であり、ハリポタ物のように訳のわからない呪文めいた伏線と組織/戒律と併せて単純な目的のために延々と展開されるコノ映画は、見ていて思わず『だからなんなのさ?』

さらに王の帰還を見ないと話が全く完結せず、前2作はその前座(前振り/前座)に過ぎない。映画の24時間と同じで全てを見る覚悟で挑まないとお金と時間を無駄にする。別の意味だが主人公の背負ったストレスと同等なストレスを見ていて感じた!通行許可書や中つ国のパスポートなどの色々なグッズにも驚いたが、トトロの猫バズの縫いぐるみを集める方がよほど健全だ。






ロスト・イン・トラスレーション(星ゼロ)

最近はストーリー展開が見えてしまうか退屈で、急に睡魔に襲われることが頻発している。そんな中でこの作品は、良く行く渋谷の街の描き方に興味があって見に行ったが、如何に前評判が高くても、巨匠の娘が監督だろうと、アカデミー賞で脚本賞を得ていても、ビル・マーレーが良い味を出していても、まるで判らなくて
死ぬほど退屈な映画であり、“ゲット・イントゥ・フラストレーション”であった。DVDが出たら、眠れない夜には羊を数えるより、この映画を見れば熟睡は保証する!?
























ラスト・サムライ★☆
DVDでじっくり見たが渡辺謙の存在感だけが印象に残った。武士道も侍も良く心得てはいないが、サムライを野蛮としてインディアンとダブらせたいのか?殺戮の罪悪感にさいなまれる主人公が武士道を死が至上とする美学と解釈するあたりからハラキリ・特攻隊と同一視されている気がして、何故か冷めて見てしまった。コレが海外から見た日本文化なのだろうか?

パールハーバーなどより時代考証も確かだが、さしたる感銘は受けなかったし、ストーリーは
第三国への軍事支援に対するアンチテーゼとも受け取れ、なぜかイラク問題とダブって見えたのは私だけだろうか?否定的な見方をすれば、撃たれても撃たれても死なない主人公が無駄死に向かって一直線に展開という印象であり、ユーモアとサービス精神に欠けており、盛り上がるはずのラストは(私には)むやみに残虐で、
ラスト・サムイクライであった。退屈はしないのでトムクルーズの熱狂的なファンには見るのを妨げないが、、、

同系かどうか解らないが、外国人のチャンバラ文化コンタクト物としてはクリスチャン・ランバートの映画:ザ・ハンテッド(共演:原田芳雄、島田陽子)の方が遙かに面白かったし、ミュータント・タートルズの方が楽しめたなあ。
















ラン・ダウン★☆

ん〜ん。前作のスコーピオンキングが素晴らしすぎて楽しみにしていたが、伏線も少なく単調なストーリー展開で、よくあるアクションヒーローものの駄作の一つであり、彼への期待はトーン・ダウンしてブロッキング・ザ・アミューズメントだ。

崖を転げ落ちるシーンだけは迫力があったが、陳腐なトレジャーハンター物というか、当初はカンフー物と同様にGUNに頼らない硬派の筋肉の哲学を維持していたが、途中で節操もなく銃を手に乱射が始まり、獲物役との友情関係も今ひとつ馴染めない展開で、とにかく展開が『タフ』でなくて『ラフ』でありハムナプトラやトゥームレィダース、インディージョーンズ等をゴッチャ煮の半端な生煮え映画になっており、映画館で見ていて何回か眠かった。

他の評価は知らないが私の中では大コケ。荒唐無稽で見る物をたのしませてくれるという要素が不足。今後もザ・ロック主演の映画はしばらく続くだろうがドルフ・ラングレンものと同じ様に
駄作を重ねる末路をたどる予感がする。やっぱジェリー・ブラックハイマーに任せないと、、、
























初作マトリックス★★★★☆

マトリックス リローデッド

マトリックス・レボリューション★☆

アニマトリックス★★★

SF不感症に陥ったのかも知れないが、凄い映像を見ても難解・陳腐で感動しないのだ。現実にゴキブリ一匹を見る方がどれほど嫌悪感を抱くか?目の前で小学生の自転車が転ぶのに遭遇する方がどれほどハラハラさせるか?現実と映画という仮想(バーチャル)との境目は、見る物をどれほど引き込むかが分かれ目になるが、
これだけ映画の中で現実とバーチャルが宗教臭く入り交じると目眩から嫌悪感に変化する。

        

CGとワイヤーアクションのSFカンフー映画として見れば、まあまあだが、画面が全体的に暗い上に宗教臭い会話・筋が難解でよく判らないし、とにかくSFX画面が凄すぎてよく判らない内に終わってしまった。デビット・リンチかキューブリック映画の21世紀版か?観客はもっと明快な展開を期待していたのではないかなあ。それにDVDで別作の“アニマトリックス(これはこれで面白かったが、、)”までもじっくり見て予習してから見ないと判らないのは難儀である。ガンダム・オタクでは無いが、熱狂的にマトリックスを勉強してまで見たいとは思わない。

リローデットはやたらキス・シーンが多かったが、高速道路の追跡・格闘シーンは流石に専用道路を造っただけのことはあり、迫力は十分、ちょっと早回し気味だが、黒いドカティのバイクシーンだけは良かった。でも、とにかくレボリューションへ引っ張りすぎで見る側は超消化不良。

レボリューションはハムナプトラの無数の虫とエイリアン2のバトルスーツと宇宙戦艦大和の艦長を足して最高のSFXで宗教臭く仕上げただけである。

ターミネーターシリーズはパワフルなのが1人か2人だが、マトリックスは超能力者が多数勢揃いで、前者がアナログ筋肉・肉体のリアリズムの表現にSFXを用いているのに対し、後者はカンフー・ワイヤーアクションを含めたSFXを表現する事自体が目的であるところがわかりにくさの原点だと思う。見終わって、SFXはもうゲップ状態。暫くはいらない。もっと明るく明快に完結する映画を見たくなったし大衆娯楽に難解さは要らないと思う。
ただし、DVDでは何度も繰り返し見ている!(ヒネクレモン)




マイノリティ・レポート 
★☆
ジャン・クロード・バンタムのタイムコップと米ドラマのタイム・トラックに酷似。自分の犯罪を絡めたところと、それが早い段階で見えてしまったのが最大の欠点。タイム・パラドックスでは、もっと面白い大きな問題にからめて、見る人を引きずり込んで一体感を持てれば、SF関係の作りは最高なので
惜しい。トム・クルーズもバニラ・スカイとは大違いで、デイズ・オブ・サンダー以来の臭さ。




AI ★★   
ハーレー・ジョエル・オスメントは可愛かったが、最後の盛り上がりと、ストーリー展開にがっかり。SF版ピノキオか?もっと、夢のある話には出来なかったのだろうか? 魔女の宅急便のような、尻切れトンボのイメージ。何を訴えているのかもよく判らない。同オスメントでも、同じくラストは可哀想
だがペイ・イット・フォワードの方が納得がいく。レプリカントものとしては大傑作のブレードランナーの方が遙かに新鮮で面白かった。



もう、SFX,VFX,CG、ワイヤーアクション+手ぶれカメラで迫力は飽きた!
それ以外でも陳腐な駄作は数有れど、どれも新鮮みがないなあ、、、、、