2013.06.11〜2013.06.20
カテーテル移設にオマケ付き
パート1 カテ・オペ
昨年8月のカテーテル感染が尾を引いて、とうとうカテ抜管(撤去)の宣告を受けた。このままだとCAPDが出来なくなるので、新たに別の部位にカテの最挿入手術を何とか頼み込んだ。よって6月11日から今年初めての入院となった。私のお腹には縦と横に大きな縫合痕があるが、今回もう一本追加で、さらに勲章が増えることになる。また、前回はデジカメ持参で開腹を撮影したが、今回は全身麻酔なのでHPでのエグイ画像の撮影は出来ませんでした。なお釈放は6月下旬の予定です。今回も、私の普段の生活のクオリティを維持するために、いつもの入院セット=小型冷蔵庫とブルーレイやWOWOW・スタチャン視聴もOKなハイビジョン・ノートPC+Wi-Fiを持ち込みます。
明日から暫く入院なので、最後の晩餐は餃子の王将で、メニューに無い料理でとびきり豪華に娑婆の料理を家族と楽しんだ。私のとびきり豪華とは、このレベルのことを意味する。
私の命の絆、国家公務員共済連合組合 東京共済病院 露骨な営利目的が無く、慎重で石頭な経営陣とは裏腹に、スタッフは誠実な方が多い。画像は南館を目黒川から
入院前夜に渋谷の王将で最後の晩餐をして、さらに入院してから、オペ前夜には病院南館10Fの展望レストランで最後の晩餐パート2を行った。
さらに、お腹には明日のカット目が油性マジックで無造作に書かれ、とうとう、まな板の鯉状態になった。
入院して早速、アマゾン・プライムでBDソフトの新作を病棟送りの“お急ぎ便”で注文したが、内容は、演じるジェイソンが従来の良心的犯罪者風では無く内容はイマイチ。さらにアメ・アイの審査員でイケてたジェイローが途中で登場するが、チャーリーズ・エンジェルのデミ・ムーア級の若返り変身を期待していたが、ただのヲバサンで正直誰だか判らなかった。ストーリーも、どうせだったら『ボニー&クライド』のフェイ・ダナウェイの様にジェイローがどっぷり悪に染まって協力する展開の方が見ていて爽快だなあ。
2013.06.13
心配したカテーテル感染はそれほど深刻では無く、カテ撤去(抜管)は中止となって、抜管ぜずに位置変更でオペが終了し、術後約1時間で麻酔から覚めたが、たいした痛みも無かった。
それと、当日は朝・昼食止めなので、売店で妻が買った和幸のカツサンドをオぺ終了直後にナイショで食べようとして長男に横取りされた。昨日のレストランでは長男にカツ丼を完食されて、食べられなかったし、、少しはヲトーサンに残して欲しいなあ。、今後は親子でのシェアは無理のようだ。長男が食のライバルになったなあ!
2013.06.15
撮影のために疼く傷口を押さえて、病院表で待機して、長男が自転車で初めて病院まで来るのを撮影した。彼には自転車で初の長距離遠征だ。
そして私が忌避している(リンが多い)ピザを私の目の前で旨そうに食べて、妻は昼寝、長男はWOWOWのマダガスカル3をオンタイムで見て帰った。
ストーリーはともかく、カラフルな色彩表現が素晴らしかった!
何処でも仲良し家族だ! 入院すると、毎回病院が家族の日帰りレジャーランドになる。
パート2 腫瘍摘出
2013.06.17
数ヶ月前から、首に1円玉2枚ぐらいの厚みと大きさの平坦なニキビが出来てプニョプニョしているので、自分で注射針を刺してシリンジで吸引しても脂肪が出ないので、入院中に皮膚科を受診した。診断結果は多発性粉瘤(アテローム)たぶん良性腫瘍の一種だが、放置しておくと肥大して細菌感染や、最悪の場合は破裂して膿が出てしまう。さらに、もし体内にその膿が入ると腹膜炎や胸膜炎、リンパ管炎を引き起こし死に至るケースもあるそうだ! CAPDの私には腹膜炎が一番要注意なので、診断即決!明日午後から局麻で切開だ。また、近くにも小さな膿疱があると言われたが、そこは様子見とのこと。
文面だけ読むとこの世の終わりを想像してしまう。
2013.06.18
切開したら、思ったより腫瘍がデカイ!表からの見た目は氷山の一角だった。膿疱は直径3cm以上の球状で執刀医も“コリャ凄いや!”で驚いた。でも局麻のオペでの執刀医の独り言は、患者に聞こえてしまうので不安を煽られた感じだった。さらに膿疱が拡大して破裂し、すでに深部まで感染していたそうで、ココまで大きくなるのに1〜2年は掛かるらしいが、今回は対処が遅かったなあ。とりあえず、ごっそり膿疱と感染患部を摘出して、あとは病理検査で『良性判定』を待つのみとなった。でも、もしコレが悪性腫瘍で、近くにあるリンパ節に感染もしくは転移でもしていたら、私に2014年は来ないだろう。でもこんな事でビクビクしていたら、楽しめるものも楽しめないので、私が中学生のころ他界した父と、ちょうど3年前の6月に他界した母に『墓も近くに移して、墓参りで親孝行もしているのだから、未だ迎えに来ないよう』心の中で願った。
このあと病理科の検査に出される切り取られたデカイ膿疱
居酒屋で食べるマグロの目玉か、チュッパチャプス・イチゴミルク味を連想した。今後子供がチュッパチャプスを食べる度に今回のことを思い出そう!
2013.06.26追記 腫瘍は良性とのことで安心しました。
そういえばその昔、尿管結石で悶絶したときには、尿管から出てきた結石(尖った水晶か、ガラスの割れた破片のようにトゲトゲしていた)をポリエステル樹脂で固めて記念に飾っているが、今回の膿疱もホルマリン浸けで飾ろうか?
入院中ヒマなので、消化器科でピロリ菌の検査をした。
結果はシロ判定。
パート3 早期の脱出
今回の入院は長期戦覚悟で、入院ついでに5つの診療科に診て貰っているが、昨日ノートパソコンの音声アンプ部が壊れて、ヘッドフォーンが使えない!これではスタチャンやBDが楽しめないし、自宅のBDレコがスーパードラマTVの録画が貯まってHDDが満タンらしいし、23日は選挙だし、早めにいったん退院して、来週は毎日でも良いから外来受診しようと画策した。ポイントは木曜日予定の抜糸しだいだが、幸運な事に金曜日から透析学会で主治医・入院担当医が共に福岡へ出張で不在予定なので、(金・土・日も判断を待てない!)でウマク入院を切り上げて貰うべく誘導しよう!
バシバシ抜糸する
結果はバッチリで即日解放された!
2013.06.20
無事釈放だが、あっという間の10日間だった。心配してメールを頂いたり、病院へ見舞いに来ようとされた方など、御覧の皆様にはご心配をお掛けしました。
6月20日無事出所しました。