20005.03.24
事の始まりは、エンジンをヤフオクで買った。


オマケで車体が付いている!

ただし、輸入車を開梱して荒組みしただけなので細部まで増締めやキャブのオーバーホール、ステアリングレースのガタ取りなど必要!
注意:お店の意向としても、近くの販売店、もしくは自宅まで配送を手配することを、勧めます。

水冷だ!   大陽(DAYANG) DY125−31 REOPARD
luoyang Northern Ek Chor Motorcycle CO.,ltd. のDayangブランド?は1992年にホンダとの契約で創立?最初にC100エンジンの供給を唯一受けて自社のDY100に搭載し販売、以後、同様のエンジンで他の多くのモデルを生産。 ヨーロッパ、アジア、アフリカ、北アメリカ、南米にも輸出し年間100万台を生産している。
*この一社で日本の二輪車総販売台数(70万台)を上前っている。 他国の二流メーカーと馬鹿に出来ないぞ!恐るべし。

お店の場所は環八   
小綺麗で沢山車両も展示しているが、次世代車両(SHOPオリジナルのアメリカン)を大量に入れるため、125を今回放出したそうだ。


見たようで、見たことのない車両が並ぶ。まるで中国?



車両は出っぱなし、サポート無しで、荒組み立て済みで、あとはバッテリーの液入れ&充電、キャブ清掃、各部締め付け、軽整備など一通りの整備を自分でするだけ
(でもかなり高度)=私は3時間かかった。木箱+段ボールで来る海外のバイクを自分で通関するのを夢見ていたし、今まで15回はバイクパーツ調達で海外に行っているので、この辺のリスクを自分で負う覚悟は昔からすでに出来ているつもり。この覚悟と趣味としてのオートバイに対する問題解決力UPには、うってつけの素材だと思う。

                            


バッテリ液の注入&充電。

引き取りして、ガソリン補充、燃料系ホースの差し込み、各部締め付けなど業者気分(プラモデル気分?)で納車整備だ!

フロントホイール交換(パンクしてた) ウエストイーグルさんが負担し作業
ミラー他、詳細部品取り付け
前日バッテリーを引取り、液注入と充電12h後、翌日車体に搭載
ガソリン調達・注入、クーラント、オイルチェック
燃料系ホーズ結線 キャブ清掃
ストップランプ調整ほか電装系チェック → ホーン初期不良あり 在庫品(アドレスV100用)と交換
ワイヤー、チェーン他、各部
(すべて)調整
ナンバープレートホルダー加工(ネジ幅が合わず)



      意外と端正で凛々しいなあ

      エンブレム(ステッカー)でお化粧もいいなあ。

             水冷は電動ファンつき(走るとすぐ冷える)



         新鮮で、結構格好いい



        燃料計は明るくカラフルなデジタル。角度はもう少し寝かしたい



    どこにも似て無くて、でも雰囲気は十分スポーティ



       スリムでありながら、結構色気もある?



     ブレンボのキャリパーとオーリンズでも入れたら、イタリア車と見間違えるかも、、、、



              なかなか、曲面もセクシーだ!

で、どうだったか?

@厳しく見るとホイールやタンデムステップブラケットなどの仕上げが粗いが、その他は、まるで新車で十分綺麗で実用レベル。
Aエンジンは静かで、125cc相応のパワー、シフトフィールも悪くない。
Bフロントホイールが微妙に回転バランスが悪いが、走行に問題はない。
CシートはXJR1300より高く、足つきは悪い。
Dハンドル切れ角はやや少なめ。
Eメーター取り付け角が平らで、のぞき込まないとインジケーターが見にくい。

チャイナバイクを馬鹿に出来ないなあ。そろそろ日本車コピーから脱却しつつある感じだ!


ここまでは日本国内でした。



バイクのグローバリゼーションとアジアンバイクについて


  DAYANGのスクーター 全面バンパー仕様!

リンク   メーカーリンク2


(参考画像)ちなみに下は上海のバイク屋



             これはタイのバイク屋



左がライダー150,右がライダー125R(スポーク)
タイもスーパーカブを独自に進化させて結構おもしろい!
日本では前のウインカーの幅30cm以上が規則なのでどうなのかなあ?



タイカブでレースも気合いが入っている! カスタムも過激
ベース車両は125ccクラスだと各メーカーとも店頭小売価格3万バーツ(8万4千円)くらいが相場で圧倒的にHONDAが強い(APホンダシェア70%)





(参考)


日本は高性能バイクの本家であり、
アジアのモータリゼーションを牽引するバイク文明先進国。

確かにそうだが、市場ボリュームでは完全に日本の負け!!

@日本は交通死者数が昨年7,358人(1970以降最少)、中国は10万4千人(3年連続10万人突破!)
 *人口比率ではほぼ等しく、車両一台あたりでは10倍以上
A日本は戦後の黎明期の一時期、ガスデンというエンジンの供給を受けてオートバイメーカーが60社あったが、中国は現在100社ありまさに黎明期から成長期に突入。
B今は、日本のメーカーからの技術供与を逆手にとって完成度の低いコピー商品の大氾濫だが、今後の品質向上次第では世界的規模で脅威になる可能性有り。

いつの間にか築かれた日本製品ブランドの安心感にかまけて居ると、中国の圧倒的な市場の消費パワーが圧倒的な供給パワーとなって価格破壊を伴い日本に押し寄せて来ると私は思う。

実は勤務先のタイ支局からSUZUKIのRIDER150という150ccでDOHC4バルブ単気筒車重95kgのタイバイク(現地5万3千バーツ=14万8千円で国内はリバーサイドで23万円)のインポートも考えたが、ちょうど良いコンテナが無かったので迷っていた。チャイナバイクは、かつて日本製品が受けた評価である
安かろう悪かろうに通じ面も否めないが、知らぬは日本ばかりなりで、じわじわ世界的規模でグローバリゼーションが進んで来ていると思う。

雑貨を中心にメイド・イン・チャイナはもの凄く広まっているし、バイクはやっぱり国産が安心だからという島国根性の食わず嫌いも怖いので、まあアジアンバイクというトレンドの先取りも良いかなあ?アドレスV100を手放して、すこし静かに乗れる下駄を探していたが、しばらく中継ぎで
35,500円のコレに乗ろう!

で結局知人に35,000円で譲り、そこからバイク屋さんで転売へ

次はコレかなあ?




タイバイク スズキレイダーR150



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