Dフロントフォーク

2003.01.16 
この車両はオークションで落として引取りで現車確認の際に
右インナーチューブに凸バリ(表面ではなく下地からの錆び?でメッキが盛り上がっている)が僅かだが発見。
引き取り後ペーパーで慎重に落とすがまだ不満。インナーチューブは部品で1本1.8万ぐらいするが、新車状態でもアウタチューブの仕上げ(バフ掛け)が雑(アウターチューブの脇だけ機械磨きの方向が違い違和感を感じる)なので同時に手を入れようと思った。対策は

@左右インナーチューブ交換とオーバーホールをSHOPでやってもらう(フツーの人向き、実費約6万円)

A右インナーチューブとスライドメタル、オイルシールを交換しアウタチューブのバフ掛けを自分でやる(自作派向き、定価計算約2万円)

B左右インナーチューブをチタンコーティングの新品(実費約8万円)に自分で交換する。その場合YSP久留米がメールの問い合わせにも素早く、親切で経験も豊富のようだった。+スライドメタル、オイルシールも交換しアウタチューブのバフ掛けを入念に行う(ベストだと思う)

Cワイズギアの
倒立フォークに安直に自分で交換(定価計算約30万円)でも黒のアルマイトは似合わないなあ!

D
オーリンズのボルトオン正立フォークに変える(定価計算約22万円)前後オーリンズ!?で統一

別に正直Fフォークの能力は、切り替えし時のフワフワ感がなくて、フルボトムしたときの剛性感があればノーマルでも色々プリロード掛けられるし、OKだが、なぜか今回はやってしまった!!




やるぞ、オーリンズ正立フォーク!!
ということで手に入れちゃいました!




2004.03.11 久々の大仕事!

上ブラケットのメッキとスペシャルメーターが組上がったのでオーリンズをやりま〜す!







 
全長もドンピシャ! 純正よりやや重い。倒立並みの剛性は4点支持のアウターチューブ!



上のブラケットがメッキで下がモナカのようなバリが目立つのは恥ずかしい。XJRのオーナーなら、さも量産コストダウン車です!を認める箇所と思うはず。そこで、速攻3分間ポリッシング! 面倒な場所は後でつや消しのクロを塗ろう。


  
                
 3分後





 
       
ぐっと素材感と味わいが出た(オススメ)



中略=何の問題もなく、プラモデル感覚で組み立てるので何か、ガッカリ!?HPにUPするネタにもなりませんでした。な〜んだ、誰でも出来るんじゃん!
何か、問題が起きて自分で加工しないとつまらなく感じる自分は、客観的に見て変だと思う。一応ネジはメッキ加工か、バフ掛けを予め施した。



  
あっさりポン付け     マニュアルにブレーキホースは+5cm!でも私のはそのまま付いた。







思えば、@傷発見、A対策検討・決定、商品調査、B対策の障害発生(高い!)C障害の対策(調達ルートの開拓)で3ヶ月かかったが、取り付けは3時間かからなかった。

  
で、どうだったか?
  
ちょい乗りでは意外としなやかさが無い。ただしブレーキング時の沈み込みはリニア感があり、ノーマルだと制動時にある一定のレベルを超えると途端にフルボトムする感じが無くて剛性感もありGOODだが、世界が変わるほどの大変化でもない。

あとは、いろいろ試してからでないと本当の能力は解らないが、私はふわふわしなければ柔らかめが好きなので、大したこと無いと思うけど、、、、ファッションでならカラフルでオススメだが、猫足のようにしなやかなノーマルフォークのオーナーは疑心暗鬼も・劣等感も必要ないと思う。

交換後数ヶ月の間にメーカー試乗会でノーマル新車や他年式にも沢山乗ったが、自分のバイクに乗り換えたら剛性感が全く違う!とにかく、ブレーキ時の安心感が絶大。
交換直後は堅い感じだけだったが、知らない間に馴染んだのか?とにかく、遅れて来た確かな手応え!!このためにラボカロと直口座を作った甲斐があった。ハード・ブレーキングが好きな人には超オススメ!


独断だが、XJRはBIG・BIKEのカローラ!?(良く出来ていて、万人好みで欠点が少なく、安心して使える)改造するならGT−Rとか(バイクなら水冷系)の方が手応えも大きい。まあ後は個人のお好みですね。ほどほどに手を入れて、少しばかり自分の好みを主張出来れば、差別化やガリガリ・ギンギンに入魂する気にもなれない。ライディング・スクール用なので足回りはこのヘンでおしまい! (注:一般ライダー向けの活動はほとんどしておりませんのであしからず)